公開日:2019.12.08
事例で学ぶ集客ブログの作りかた

ぼくのクライアントに『死化粧師(しげしょうし) エンゼル佐藤』さんというかたがいらっしゃいます。
どんなかたなのか?イメージしやすいところでざっくり言うと、おくりびと、納棺師みたいなお仕事。詳しくは佐藤さんのブログ『死化粧師の仕事って?』にて
この佐藤さんのサイト。検索からのアクセスが2019年7月の立ち上げから約4ヶ月、11月に入って大きく伸びてきました。
前月比400%以上、検索結果一覧からクリックされた率(平均CTR)も10%超えという、かなり凄い数字です。
この伸びはひとえに佐藤さんの更新されるブログ記事によるもの。そこで本記事では、佐藤さんのサイトを事例として集客ブログの作り方を考えていきます。※佐藤さんからご紹介の許可をいただいています。ありがとうございました。
コンセプト〜ウェブサイトは”お悩み相談室”だ
サイト制作のご依頼をいただいたとき、佐藤さんはこうおっしゃってました。
「ホームページは人々のお悩み相談室だ。困ってる人たちの助けになる情報を発信していきたいから、協力して欲しい」
素晴らしいですよね。結論、集客できるウェブサイトの秘訣はこれですよ。このコンセプトに尽きます。
佐藤さん曰く「ご遺体のケアについては専門家に依頼しなくてもご遺族でできることはたくさんある」とのこと。いざという時に正しい情報を提供して、困った人たちの役に立てる情報を提供したいという目的で運用されています。
実際、どんな記事を書かれているのかを見ていきましょう。
具体的な記事例
こんなブログを書かれています。5記事ほど抜粋、クリックすれば実際の記事に飛べます。
知っておくと役に立つ情報ですよね。また、興味を引きます。最後の記事については、こういうご相談がよくあるそうです。実はこちらの記事が一番閲覧数が多く、それだけニーズがある情報なんですね。(ちなみに「遺体 目が閉じない」で検索した時のクリック率が40%近いです。これも凄い数字)
読者にとって有益な、読む価値のある情報を提供すればアクセス増に繋がり、さらには後述する『信頼』を獲得できます。
読者にとって有益な、読む価値のある情報とは?具体的な定義
では、有益な情報とはどんなものでしょうか。
- 役に立つ
- 興味がある(身近である)
この2つの要素が含まれているのが有益な情報です。「今日のランチはどこどこのハンバーグでした!」という記事は誰の役にも立ちません。また「死後硬直はこういう理由により○時間で起こるので云々かんぬん‥」は専門的すぎて一般の人は関心は抱きません。結果、これも役に立ちません。
あなたが持っている専門的な知識ノウハウに基づいた、かつ一般の人にも取り入れやすい、興味を抱ける内容。これが発信すべきテーマです。
例〜整体師でいえば
○
- 手軽に押せる、痩せるツボ
- 肩こり解消ストレッチ
- 冷えを改善する生活習慣
×
- 脊柱起立筋への施術法
- 東洋医学における内臓の働きと関連性
- 内転筋群はいくつの何という筋肉で構成されているか?またその作用
自身のサービス、専門性に関連していることでないと無意味
また、自身が提供しているサービス、専門性に関連のあるテーマでないと意味がありません。
死化粧師の佐藤さんが「あなたのヘアケア間違ってるかも?!髪と頭皮を痛めないシャンプー、ブロー」といったテーマの記事を書いたとしましょう。まあ、興味はあるし役には立つんだけど、佐藤さんの専門性と何の関係もありません。
見た人も「役には立ったけど、このサイトって何のサイトなの?」と混乱してしまうでしょう。また、佐藤さんのお仕事にも繋がりません。目的は集客です。ただサイトのアクセスを集めることではありません。
まとめ〜信頼を獲得することで集客する
閲覧者の役に立つ情報を提供し、信頼を獲得します。「頼むならこの人」という状態をつくる。そうすることで価格ではなく価値を基準に選んでくれた良質なお客様が集まるようになります。
こういったブログ、コンテンツを提供して集客につなげていく手法をコンテンツマーケティングといいます。
本記事は佐藤さんにご承諾をいただき、事例として紹介いたしました。ありがとうございました。