公開日:2019.11.03
更新日:2022.07.15
Googleビジネスプロフィールからのホームページ流入をGoogleアナリティクスで解析する方法
標準では「Direct」としてカウントされる
Googleビジネスプロフィール内「ウェブサイト」をクリックしてホームページに訪問があった場合、Googleアナリティクスではどのように解析されるか?
Googleアナリティクス管理画面で「集客」→「概要」とやると、ホームページへのアクセス元(どこから見にきてくだたか?検索・SNS‥)が見れますが、Googleビジネスプロフィールからのホームページ訪問はこの中の「Direct」としてカウントされます。
Directは”よく分からないアクセス元”
Directはざっくり言うと、アクセス元がなかったり、判別ができなかったアクセスです。
Google検索窓にURL(tanomasaki.comといったアドレス)を直接打ち込んだり、ブックマークから。またPDFやメールに貼られたURL、QRコードなどからのアクセスもDirectに分類されます。
Directに入ってしまっては、正確なデータが取れない
Googleビジネスプロフィールからのホームページアクセスは、これら他のアクセス元と一緒にDirectに突っ込まれてしまうため、きちんとデータが取れません。
地域型ビジネス、実店舗ビジネスの経営者さんなどは、Googleビジネスプロフィールの運用も重要ですから「どれだけホームページ訪問まで進んでくれたか?」っていうのは、Googleアナリティクス上で把握できるようにしたいですよね。
この記事では、その手順を解説します。
専用のURLを作成、登録すればOK
Googleビジネスプロフィール専用のホームページURLを作ってしまって、それを「ウェブサイト」として登録する、という方法を使います。するとアナリティクスが「独特なURLだから分けておくね!」と個別に計測をしてくれるわけです。(もちろん普通にトップページに飛ぶURLです)
”専用のサイトURL”を作るツールはこちら
このツールを使います↓
Campaign URL builder
「キャンペーンURL作成ツール」というもので、Googleアナリティクスにある機能のひとつです。だから普通にGoogleアナリティクスの管理画面からも入れます。右下の「発見」をクリックして少し下にスクロール。「マーケティング担当者向けのツール」というところにありますね。
開くとこんな画面です。
ここの入力ボックスに必要事項を入力することで、アクセス元が判別できるホームページのURLが生成されます。6項目ありますが、今回はWebsite URL、Campaign Sourceの2項目だけ入れます。(*印が付いていて必須っぽく見えるCampaign Medium、Campaign Nameは未入力でも大丈夫です)
入力内容
- Website URL:ホームページのURLが入ります。当HPでいえばhttps://tanomasaki.comまでですね。
- Campaign Source:「どこからの訪問だよ」っていうのを自分が見て分かるような文字列を入れます。今回なら例えば「google-mybusiness」とか。半角英数字であれば、任意の文字で大丈夫です。この文字列が実際、Googleアナリティクス上で表示されるので、あとあと自分が見て理解できる名前を付けます。
すると下にURLが生成されました。
この「?utm_source〜」っていう末尾の文字列がアクセス元判別用のものです。
これをGoogleビジネスプロフィールの管理画面で貼り付け
URLができたら、Googleビジネスプロフィールの管理画面に移りましょう。「情報」から地球儀のマーク、ここがホームページを登録する箇所です。生成されたURLを貼り付けましょう。すでに登録されているかたは、それを消して今回生成したURLに差し替える形になります。
Googleアナリティクスでの計測結果
これで登録は完了。以後Googleアナリティクスがデータを拾っていってくれるようになります。数日〜数週間程度経ったら結果として現れるのではないでしょうか。アナリティクスの画面を確認してみましょう。
集客→概要をクリックすると、(Other)という項目が加わっています。(Other)をクリックすると‥。
ありました。先ほどキャンペーンURL作成ツールにて『Campaign Source』という項目に入力した名前ですね。こちらに表示されるので判別ができるようになります。
QRコードにも応用可
以上のやり方を応用すれば、QRコードを読み取ったときのアクセスも仕分けてデータを取得してくれます。(これを行わないと、やはりDirectとして扱われます)
さきほど「google-mybusiness」とした「Campaign Source」を、「qr-code」などにしてURLを生成するだけですね。
あとはそのURLで、QRコードが作れるサイト「QRコード作成【無料】QRのススメ」などを使ってQRコードを生成すれば、「qr-code」としてアクセスデータを収集してくれるQRコードの完成です。
活用例
活用例として、イベントの集客をするさいに案内ブログ記事を作成。
その記事のURLをもとに「キャンペーンURL」を作成。(「Website URL」に入力するURLは、なにもトップページじゃなくても良いのです。記事個別のURLでも可能です)
QRコード化してイベント案内チラシに掲載すれば、どれだけチラシのQRコードから見られたか?イコール、チラシの効果が測れます。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です