公開日:2020.06.08
更新日:2022.05.02
初めてのGoogleアナリティクス〜導入後の基本的な使い方

Googleアナリティクスを使ってみよう
Googleが提供する高機能のホームページアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」。
無料で使えてとても便利ですが多機能で操作メニューもたくさんあるため、最初はどこを操作すると何のデータが見れて、結局どう参考になるのか?分かりづらいです。
本記事はすでにホームページにGoogleアナリティクスを導入して、いざどう使うか?についての基本的なデータの見方について解説しました。
いろいろある機能の一部になりますので、まずは初めて使うかたにご参考いただけたらと思います。
ログイン後の画面はこちら
Googleアナリティクスにログインすると、
最初の画面がこちらになります。
ここから以下に案内する操作にしたがって、基本的なデータを見ていきましょう。
ホームページを見てくれた人数や、見られたページ数などを調べる
まず最初に知りたい「何人にどれだけ見られてるの?」というデータを調べます。
「ユーザー」→「概要」とクリック
右上に日付が書いてあるところがありますので、こちらをクリック
「いつからいつまでのデータを見る?」という期間を指定します。
指定したら「適用」
データが取得できました!
基本的な3つの項目の意味
これらの数字が、それぞれ何を言っているのか?を解説しますね。
ひとまず基本は色枠で囲ったユーザー、ページ/セッション、ページビュー数が重要になると思います。
2,803人の人たちが1回のサイト訪問で平均1.28ページ見てくれて、合計4,018ページ見られたよ。っていう意味です。
ページ/セッションについて詳しく言うと、例えばひとりの人がまずトップページを見て、そこから会社案内ページに移り、さらにお問い合わせページに移った。これで3ページになりますね。
1度ホームページを訪れた際に何ページ見てくれたか?その平均値です。
そのほかの項目について
超基本的な使いかたについての記事なので、ここではざっくり解説します。
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新規ユーザー
はじめてホームページを見てくれた人の数です(過去2年間のうちで)
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セッション
ホームページにアクセスされた回数”訪問回数”です。
ひとりの人(ユーザー)が1度ホームページを見た。その後また気になって、再度ホームページを見た。これで2セッション(2回訪問した)となります。
基準として、ひとりの人が30分以上時間を空けてホームページを再訪問すると新しいセッションとしてカウントされます。
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ユーザーあたりのセッション数
言葉のとおり、ひとり当たり何回ホームページを訪れてくれたか?の平均値になります。
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直帰率
1回のセッションで、1ページだけ見てホームページを閉じてしまった(直帰した)割合です。少ないほうが良さげな印象ですが、例えばトップページに問い合わせ電話番号を掲載しているホームページで、お客様がそこから電話をかけてくれた。そしてお客様はホームページを閉じた。
であれば、ホームページからの問い合わせ獲得とという目標が達成できてます。この場合も直帰にカウントされますので、ホームページの構成などによっては一概に悪いとも言えません。
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平均セッション時間
1回のセッションでどれだけの時間ホームページが見られていたかの平均値です。ただこちらは、直帰した/ホームページを閉じたページでのセッションは0秒とカウントされ、そのぶん平均値を引き下げます。
例えばトップページをじっくり10分見てくれたけど、他のページには移らず閉じてしまった(直帰した)場合、セッション時間は0秒としてカウントされます。
ちょっとややこしいデータですので、本記事では詳細は割愛します。
まずは、ユーザー、ページ/セッション、ページビュー数が基本のチェック項目になると思います。
どこの地域の人に見られているかを調べる
次はこれらのアクセスが、どこの地域に居る人達からのものか?を調べることが出来ます。
左側のメニュー、ちょっと下に下がって「地域」→「地域」とクリック
これで地域別に分けたアクセスの結果が出てきました。
しかし、最初は国別のアクセス結果が表示されます。ここで「市区町村」をクリック
市区町村別に切り替わりました。「商圏としているエリアの人達にちゃんと見られてるか?」といったことが分かります。
「どうやってホームページを見にきてくれた?」を調べる
ホームページへのアクセスがどこからあったか?ネット検索、Instagramのプロフィール、他のホームページに貼られたリンク‥といった内訳を調べることができます。
左側のメニューから「集客」→「概要」をクリック
出てきました!
こちらが、アクセス元の内訳です。
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Organic Search
GoogleやYahoo!といった、検索からのアクセスです。
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Direct
ブックマークやLINEからだったり、ちょっといろいろ含まれて判別がしにくいアクセス元です。
QRコードやGoogleマップ内「ウェブサイト」からのアクセスも含まれますが、これらは設定することできちんと仕分けてアクセス数を測ることができます。
参考記事:
Googleマイビジネスからのホームページ流入をGoogleアナリティクスで解析する方法 -
Referral
ほかのホームページに貼られたリンクからのアクセスです。
クリックすれば、リンク元のホームページアドレスを表示してくれます。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
Social
SNSからのアクセスです。
「Social」の文字をクリックすれば、SNS別の内訳を見ることもできます。見本にはないですが、アメブロやYouTubeも含まれます。(LINEは「Direct」に仕分けられます)
ほかにも、Google広告からのアクセス「Paid Search」や、メールからのアクセスなどの分類がありますが、まず多く見るのは上記の4つかなと思います。
ページ別のアクセスを調べる
ホームページ全体のうち、どのページがどれだけ見られたか?を調べることができます。
トップページ、特定のブログ記事のページ、どのページがよく見られているんだろう?といったデータが分かります。
活用法として「メールフォームから問い合わせして欲しいのに、そのフォームを設置したお問い合わせページが全然見られていない。『お問い合わせはコチラ』と大きめのボタンを置いて誘導してみよう」といった感じで役立てることができます。
こちらを調べるには、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」の順にクリックします。するとページ別のアクセス数を上位順に出してくれます。
しかし最初はタイトル部分がURL(アドレス)での表記なので、どれがどのページのことを言っているのか分かりづらいです。
折れ線グラフの下にある「ページタイトル」をクリックすればタイトルと表示してくれます。
まとめ
もっとたくさんのデータが調べられるGoogleアナリティックスですが、ひとまず初めて使うにあたって、分かりやすい基本的な調べ方を紹介しました。慣れてきたら使い方をいろいろ調べて、ホームページの運用に役立ててください。