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詳しく見る公開日:2023.06.23
更新日:2023.07.25
グーぺ商工会プランの注意点。有料プランとの違い
こんにちは。
Web制作事務所Houn、代表の田野正樹と申します。
専門知識は不要で、簡単にお店のホームページを運用できるツール「グーぺ」。
通常は月額¥1,100~のサービスですが、商工会会員であれば無料で使える「商工会会員向けプラン」が用意されています。
そこで、筆者も商工会に所属しているので実際にグーぺでホームページを作り、商工会会員向けプランでできること、通常プランとの違いをよく調べてみました。
どちらが良いか?結論としては、「絶対にお金かけたくない!」という意思がない限りは、商工会プランではなく通常の有料プランがおすすめです。
有料プランのほうを勧める理由は2つ
なぜ、商工会プランではなく通常のグーぺ有料プランを勧めるのか?
理由は、商工会プランでは広告削除・独自ドメイン利用ができないためです。
商工会プラン | 有料プラン | |
---|---|---|
広告削除 | × | ◯ |
独自ドメイン | × | ◯ |
それぞれ何のことなのか?詳しく解説します。
理由1.商工会プランでは、グーぺの広告が入ってしまい削除できない
商工会プランでは、ホームページの下部にグーぺの広告が入ってしまい、削除ができません。
作るのは、あなたの事業の公式ホームページ。
顧客との最初の接点となり得る、ネット上の資産なわけです。
その公式ホームページに「無料で作れるホームページ・今すぐはじめる」という文言でグーぺへのリンクが表示されるのは、ちょっと好ましくないかな‥と思います。
理由2.独自ドメインが使えない
まずドメインとは、~.comや~.jpなどといった、ホームページのアドレス名のことです。
当ホームページで言えば、tanomasaki.comですね。
商工会プランの場合は、このアドレスがr.goope.jp/tanomasakiといったように、グーぺの名前が入ったものになります(サブディレクトリ形式と言います)
それに対して、tanomasaki.comなどが独自ドメイン。”あなた専用、独自のドメイン”ということです。
この独自ドメインが、商工会プランでは使えません。
すると、以下のデメリットが生じます。
信用性が損なわれる
前述の広告同様ですが、公式ホームページとして顧客・取引先に与える印象がマイナスになりかねません。
「ドメインも持ってないのか。大丈夫かな、この会社」といった具合です。
独自ドメインでないと、ずっと使い続けられない
ホームページは、廃業でもしない限りずっと使い続けるものです。
そしてグーぺはあくまで「簡単にホームページが自作できるサービス」であり、機能やデザイン性など、できることに限りはあります。
よって例えば、事業の立ち上げ当初はグーぺで簡単に作成、軌道に乗ったらグーぺを辞めてリニューアルする場合があるかも知れません。
その際、独自ドメインであればそのまま使うことができます。
携帯番号のMNP(ナンバーポータビリティ)のイメージでしょうか。
docomoからSoftBankに乗り換えても番号を変えず済むように、グーぺから他サービスに乗り換えたり制作会社に依頼するなどしても、独自ドメインならホームページのアドレスが変わることがありません。
ドメインはインターネット上の資産につき、完全に自分のものとして使い続けられる独自ドメインでホームページは運営がベストです。
なお独自ドメインの取得・管理自体に費用がかかるのですが、金額は年間で1000~3000円とごく安価です。
グーぺの独自ドメイン利用にあたっては注意点があります。
こちらの記事にて解説していますので、ご参考ください。
グーぺで独自ドメインを取得すると移管できないので、ムームードメインで取得して使おう
まとめ
商工会プランでない通常通りグーぺの有料プランでも、初期費用3,300円に月額1,100円。
加えてドメイン代が年間で1000~3000円ほど。
これがすべてのランニングコスト、年間1万円台でホームページが持てる計算です。
我々のような業者に依頼するとまず、数十万円~百万円単位の制作費が発生。
維持費も、管理を依頼するなら月に数千円~高いと数万円かかったりします。
「どうしてもお金をかけたくない!」という意向がない限りは、通常プランがおすすめです。