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キャッシュレス決済

公開日:2024.01.12

更新日:2024.02.07

クレジットカード端末機が無料の決済サービス比較

キャッシュレス決済を導入したいけど、やっぱりコストは抑えたいよね。
端末が無料で貰えるサービスとかあるのかな?

こんな疑問にお答えします。

端末無料の決済サービス3社(stera pack・Airペイ・STORES決済)

端末が無料で提供されるサービスは、stera packAirペイSTORES 決済 (旧:Coiney)の3社です。

どんな端末か、どんな条件で無料になるか?

さらには決済手数料をはじめとした、利用開始後のコストについても比較。

分かりやすく解説します。

【stera pack】月額有料、据え置きタイプのハイスペック端末

stera packは、三井住友銀行とGMOペイメントゲートウェイにより設立された「SMBC GMO PAYMENT株式会社」が提供しているサービスです。

大手銀行と、インターネット老舗企業であるGMOが母体。

安心して使えるサービスと言えるでしょう。

オールインワン端末が無条件で無料提供(解約時には返却)

stera packでは、決済端末「stera terminal ステラターミナル」が1店舗1台まで無料で提供されます。

3年契約ですが、途中解約時も端末を返却すれば違約金はかかりません。

stera terminalは、この記事で紹介する3社のなかでもっとも高性能な決済端末。

音声案内機能やレシートプリンタ内蔵、さらにロール紙まで無料というメリットがあります。

据え置きタイプ、かつ有線LANでの接続推奨

stara packは、レジカウンターに固定で設置する据え置きタイプになります。

サイズもそれなりに大きく、常に電源接続が必要なため、持ち運んでのテーブル会計や移動販売には使えません。

またインターネット環境が必要ですが、Wi-Fiではなく有線LANが推奨されています。

端末(stera terminal)をご利用時の通信環境は、有線LAN接続を推奨しております。
Wi-Fi環境でも設定いただけますが、周囲の状況によって接続が不安定になり使用できない可能性がございます。
セキュリティ制御も対応して下さい。

stera pack「ネットワーク環境チェックシート及び注意事項」

月額固定費が発生(無料お試しあり)

stera packのプラン表

stera packがほか2社と大きく違うのは、月額固定費が発生する点です(Airペイ・STORES決済は無料)。

サービス利用料という名目で、端末1台あたり税込3,300円 / 月の固定費がかかります。

そのぶんカードの決済手数料が業界最安水準、端末が高性能といった強みがあります。

月額有料なぶん、決済手数料が安い

stera packのクレジットカード決済手数料

stera packは、Visa・Mastercardの決済手数料が2.7%(ほかブランドは3.24%)。

Visa・Mastercardが全ブランドのうちシェア7割近くを占めます。
(Visaが50.8%・Mastercardが17.8%。出典:イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」

なおAirペイとSTORES決済は全ブランド共通3.24%で月額無料です。

ん?そうしたら、月にどれくらいカード決済があればstera packのほうがお得になるの?

月額固定で3,300円を支払ってでも、stera packのほうがAirペイとSTORES決済よりトータルでお得になるボーダーラインは、Visa・Mastercardで月間に611,111円以上の決済があった場合です。
(ChatGPTに計算してもらいました笑)

ほかブランドやQR決済・電子マネーは3.24%につき、もちろん考慮する必要があります。

すると、キャッシュレス決済全体でざっと100万円近く売上があれば、stera packがお得と考えられます。

【13ヶ月間目まで月額無料】お試しプランについて

キャッシュレスの決済額なんて、導入前なんだから正直分からないよね‥苦笑

というかたのために、stera packには13ヶ月間目まで月額無料で使えるお試しプランが用意されています。

無料なぶんVisa・Mastercardの手数料が2.7%→3.24%へと高くなりますが、1年以上お試しできるのは良心的。

実際に使って自店にマッチしないと判断したら解約可能。

端末を返却すれば違約金はかかりません。

【注意点】導入まで約2ヶ月かかる

stera packの審査期間

stera packのデメリットとして、申込みから利用開始まで2ヶ月ほどかかる点があります。

早く導入したいご都合がある場合は、他サービスの利用が必要です。

こんなお店にstera packはおすすめ

  • 月間のカード決済額が60万円を超える見込みがある
  • レジのスペースに余裕があり、有線LANが引ける
\公式サイトはこちら/ stera pack

【Airペイ】月額無料、キャンペーン期間中であればiPadも無料

リクルート社のグループ企業「リクルートライフスタイル」が提供するAirペイは、小型のカードリーダーとiPadもしくはiPhone(*)をBluetoothで繋いで使うモバイルタイプ。
*AirペイはAndroid非対応

場所も取らず、持ち運びも簡単なのでキッチンカーやイベント出店など、店舗以外にも使えます。

カードリーダー無料、キャンペーン期間中であればiPadも無料貸し出し

カードリーダーについては本来20,167円(税込)のところ、キャンペーンとして常時無料で提供している様子です。

Airペイのカードリーダー

この場合、iPadもしくはiPhoneだけ自前で用意すれば利用可能です。

さらに、iPadまで無料で貸し出されるキャンペーンも不定期にて開催されています。

台数限定につき予告なく終了。

詳細については、筆者が実際に申し込んだ際の記事がありますので参考にしてみてください↓

こんなお店にAirペイはおすすめ

  • 手軽にキャッシュレス決済を導入したい
  • リクルート社提供のサービスをすでに使っている(*)

*リクルートでは、店舗運営に便利な各種サービスが提供されています。AirIDと呼ばれるアカウントひとつで、Airペイを含めた各サービスが利用できます。

AirIDを持っていれば使えるサービス一覧
AirIDを持っていれば使えるサービス一覧
\公式サイトはこちら/ Airペイ

【STORES決済】条件達成でカードリーダー無料。オンライン決済にも対応

STORES決済は、ネットショップ作成サービスを提供するSTORES株式会社による、店舗決済用サービスです。

Airペイ同様、スマホもしくはiPadと小型のリーダーをBluetooth接続して使います。

なおiPhoneとAndroid両方に対応です。

リーダーはAirペイと同じ形状をしていますね。

180日以内に10万円以上の決済でリーダーが無料に

STORES決済の端末無料の条件

STORES決済では、申込み完了後180日以内に10万円以上の決済に利用することで、本来19,800円(税込)であるカードリーダーが無料になります。

月間で約17,000円ほどで、クレジットカード・電子マネー・QR決済など決済手段は問いません。

さほど大変な数字でもなさそうです。

オンライン決済にも利用可

STORES請求書決済

STORES決済の特徴として、店頭だけでなくオンラインで決済できる「STORES請求書決済」機能があります。

Webで請求内容を設定して顧客にメール送信、顧客は届いたメールから決済ページを開いてカード支払いが可能です。

こんなお店にSTORES決済はおすすめ

  • 決済用のiPad(もしくはスマホ)は用意できる
  • ネット注文など、店頭決済以外にも使いたい
\公式サイトはこちら/ STORES決済

3社のランニングコストを比較

それでは次に「端末が無料」という以外の観点で、3社を比較していきましょう。

まずはランニングコストです。

  • 月額利用料・違約金
  • 決済手数料
  • 入金サイクルと振込手数料

の順に見ていきます。

月額利用料・違約金

stera packAirペイSTORES決済
月額利用料端末1台につき税込3,300円無料無料
違約金無料
※端末返却時
無料無料

stera packのみ月額利用料が固定で3,300円発生、AirペイとSTORES決済は無料です。

サービス解約の際の違約金は3社とも無料。

ただstera packは3年以内の解約において、解約後45日以内に端末の返却がないと以下の違約金が発生します。

■stera packの違約金(3年以内の解約において)

stera pack利用期間違約金(税込)
申込月から13ヶ月目以内88,000円
14ヶ月目〜25ヶ月目以内66,000円
26ヶ月目〜37ヶ月目以内44,000円
公式ページ「よくあるお問合せ-【stera pack】解約違約金は発生しますか?」

対応する決済手段と決済手数料

3社が対応する決済手段と、それぞれの決済手数料を比較してみましょう。

ちなみに、2022年におけるキャッシュレス決済全体の比率が36%。

内訳は
  1. クレジットカードが30.4%
  2. QR決済が2.6%
  3. 電子マネーが2.0%

と、クレジットカードの利用条件がもっとも重視したいポイントです。

出典・運用元:経済産業省「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

クレジットカード

stera packAirペイSTORES決済
VISA
Mastercard
2.70%
(お試しプランでは3.24%)
3.24%3.24%
AMEX
JCB
DinersClub
Discover
3.24%3.24%3.24%
銀聯3.24%3.24%非対応

3社とも主要ブランド(VISA・Mastercard・AMEX・JCB・DinersClub・Discover)に対応。

加えてstera packとAirペイは中国の大手ブランド銀聯に対応しています(STORES決済は非対応)。

ポイントは、合わせてシェア7割近くを占めるVISA・Mastercardの手数料が、stera packでは2.70%という安さですね。

ほかは3社とも3.24%と横並びです。

分割払いの対応

stera pack
*Visa・Mastercard・JCBのみ
AirペイSTORES決済
*Visa・Mastercardのみ
2回払い×
リボ払い×
ボーナス払い××

高額商品を扱うお店にとって重要視したい「分割払いは可能か?」について。

まずAirペイは完全非対応で一括払いのみです。

stera packとSTORES決済はブランドによって対応可能、詳しくは以下の公式ページをご参考ください。

stera pack「よくあるお問い合わせ-【stera pack】クレジットカード決済で対応している支払い方法は何かありますか?」

STORES決済「よくある質問-分割払いもできる?」

QR決済

stera packAirペイSTORES決済
PayPay3.24%2.95%非対応
その他
d払い・auPAYなど
3.24%2.95%
COIN+は0.99%
3.24%
※WeChatPayのみ

まず前提として、QR決済はPayPayがシェア7割を超えて断トツのトップになります。
(日経新聞2023年10月4日:PayPay、利用者6000万人突破 スマホ決済シェア7割に)

還元キャンペーンなども開催され販促も見込めるため、STORES決済がPayPay非対応なのは少し痛いポイントですね。

stera packとAirペイは、PayPayはもちろん主要サービスに対応。

手数料はAirペイが最安です。

電子マネー

stera packAirペイSTORES決済
3.24%3.24%3.24%
※QUICPayのみ

iDQUICPayをはじめとした電子マネーは、決済手数料が3社とも3.24%。

なおSTORES決済はQUICPayのみ対応です。

交通系電子マネー

交通系ICブランド一覧
stera packAirペイSTORES決済
3.24%3.24%1.98%

STORES決済が強いのは、Suicaなど交通系の電子マネー。

1.98%は業界最安水準です。

入金サイクルと振込手数料

stera packAirペイSTORES決済
(自動入金設定)
入金サイクル月6回締め2営業日
ほかサイクル選択可
月3回
みずほ・三菱UFJ・三井住友銀行は月6回
月1回
月末締め翌月20日
振込手数料220円
三井住友銀行は無料
無料無料
  • stera pack
    入金サイクルについては最短月6回(5日ごと)に締めて2営業日入金ともっとも好条件です。
    ほか月2回締めの2営業日、もしくは15日後入金が選べます。
    ただ、三井住友銀行以外だと220円の手数料が発生する点がネックですね。
  • Airペイ
    どこの銀行でも手数料無料、入金サイクルも月3回〜と悪くない早さです。
  • STORES決済
    入金サイクルがもっとも遅い月1回。
    手動で振込申請をおこなえば売上発生から3営業日に入金されますが、10万円未満の場合は220円の手数料が発生します。

まとめ

こんなお店にstera packはおすすめ

  • 月間のカード決済額が60万円を超える見込みがある
  • レジのスペースに余裕があり、有線LANが引ける
\公式サイトはこちら/ stera pack

こんなお店にAirペイはおすすめ

  • 手軽にキャッシュレス決済を導入したい
  • リクルート社提供のサービスをすでに使っている
\公式サイトはこちら/ Airペイ

こんなお店にSTORES決済はおすすめ

  • 決済用のiPad(もしくはスマホ)は用意できる
  • ネット注文など、店頭決済以外にも使いたい
\公式サイトはこちら/ STORES決済