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詳しく見る公開日:2025.04.22
更新日:2025.06.04
未経験からWebデザイナーへ。デジLIG卒業生インタビュー【取材前編】
こんにちは。Web制作事務所Houn、田野正樹と申します。
このたびご縁があり「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)」池袋校を訪問し、Webデザイナー専攻の卒業生お二人と、運営スタッフさんにお話をうかがいました!

デジLIGとは?

デジLIGは、9万人以上のクリエイターを輩出してきた「デジタルハリウッドSTUDIO」と、デザインアワードを多数受賞しているWeb制作会社「LIG」の業務提携により誕生した、信頼と実績のあるWebクリエイタースクールです。
強力な運営母体を背景に、未経験から6ヶ月でプロを目指せるカリキュラムを提供。デジLIG生による制作物はそのクオリティの高さから、たびたびSNSでも話題になっています。
- Webデザイナーの仕事に興味はあるけど、私にできるのかな?
- SNSでデジLIG受講生さんの制作サイトを見た!自分も作れるようになりたい。
- 独学してみたけど限界を感じてきた…やっぱりスクールに通ったほうがいいの?
‥といったあなたに、未経験からプロになるまでのリアルな声をお届けします。ぜひ最後までチェックしてみてください!
この記事は前後編(2ページ)構成となっており、当ページは前編です。
前編では卒業生のお二人にお話を伺いました。
後編では、スクール運営スタッフへのインタビューを掲載しています。
異業種からWebデザインへのキャリアチェンジ

ーー荒木さんもひとみさんも、前職はまったく別の分野でお仕事をされていて、そこからWebデザイン業界にキャリアチェンジされたとのこと。
まずは、以前はどんなお仕事をされていたのか教えてください!

私はIT企業で、システムエンジニアとして勤務していました。
その中でも、社内で使うバナーやランディングページの制作を担当することもあったんですが、あくまでメインの業務はエンジニアとしての開発寄りの仕事でした。
ーーシステムエンジニアと一口に言っても幅広いですよね。プログラムを書くようなお仕事でしたか?

いえ、私の担当業務は、あまりコーディングを行うような内容ではなくて。
どちらかというとローコード開発とか、SaaSの導入支援などをメインにしたプロジェクトが多かったですね。
ーーなるほど。そうした業務の中でWebサイトの制作にも関わる機会があって、それをきっかけにWebデザインに興味を持たれたんですね。実際に体験して興味を持った、というのは、チャレンジする動機として強いですよね。

そうですね、実際にサイトを作ってみて、「もっとやってみたいな」と感じました。
ーー ひとみさんは前職では、どのようなお仕事をされていたんですか?

保育園で、栄養士として働いていました。
ーーあ、じゃあ献立を作ったり…?

そうですそうです!献立を作って、実際に給食も作っていました。
ーーそこから、Webデザインをやってみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

保育園での仕事の中に、食育活動という取り組みがあって。
子どもたちに食事の大切さを伝える授業のようなものを行っていたんですが、その活動を通して「どうやって題材をより魅力的に、面白く伝えるか?」という部分に興味を持ったんです。
そこをもっと突き詰めていきたいと思って、Webデザインの道に進もうと考えました。
ーー なるほど、すごく納得感があります。
“情報をわかりやすく、魅力的に伝える”って、まさにWebデザインにも通じる部分ですよね。
独学に限界を感じて、スクール探しがスタート

ーーWebデザインに興味を持ったあと、すぐに「スクールでしっかり学ぼう」と決められたんですか?

最初は独学で、1か月くらい本を読んだりして勉強していました。
でも、わからないことが多くて…「このまま一人でやるには、すごく時間がかかっちゃいそうだな」と感じたんです。
だったら、ある程度お金をかけても、プロに学んだほうが絶対に自分のためになるなと思って。
それで、スクールを検討し始めました。
ーーなるほど、効率的に学ぶって大事ですよね。
荒木さんも、最初からスクールを検討されていたのでしょうか?

私も最初は独学でした。
ただ、当時勤めていた会社にはデザイナーがいなかったので、
「自分のデザインって、本当にこれでいいのかな…?」と、不安になることが多くて。
だったら、スクールでプロの意見をもらいながら学んだほうがいいなと思って、通うことにしました。
ーーデザインって正解がないからこそ、誰かに見てもらえる環境ってすごく重要ですよね。

そうなんです。正解がないからこそ、難しいなって思いました。
デジLIGを選んだ決め手は、制作物のクオリティとリアルな評判
ーー他のスクールも検討や、説明会に行かれたりもしましたか?

説明会に行ったのは、デジLIGさんだけです。
他のスクールも調べはしたんですが、見学に行ってみようと思ったのはデジLIGだけでした。
ーーデジLIGだけだったんですね!何が決め手になったんでしょうか?

最初は、ネットで卒業制作を見たのがきっかけでした。
卒業生さんの制作物のクオリティがすごく高くて、「自分もこんな風に作れるようになりたい」と思ったんです。
ーーたしかに、レベル感がすごいですよね。SNSでもたびたび話題になりますし。

はい、あと私は校舎に通って学びたいタイプだったので、通いやすい場所に校舎がたくさんあるというのも魅力でした。
現場のトレーナーさんに直接フィードバックがもらえる点も大きくて、
「ここならしっかり学べそう」と思って、デジLIGに決めました。

デジLIGが運営する6つの校舎(*)はすべて自由に利用できるので、ライフスタイルに合わせて通えるのも魅力です。
*デジLIGは上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田・柏の7校舎で展開しています
ーー最近はオンラインのスクールも増えていますが、やはり校舎に通って学ぶメリットも大きいですよね。
荒木さんはスクール選びの際、いろいろ比較されたんでしょうか?

私はあまり他のスクールは検討せずに、最初からデジLIGにしようと思っていました。
というのも、知り合いの方が以前デジLIGに通っていたことがあって、その評判がすごく良かったんです。
「だったら私もここにしようかな」と思って決めました。
ーー知っているかたが通われてた、というのは安心感ありますよね。

そうですね。実際の声が聞けたのは大きかったです。
「本当に就職できるのかな‥?」不安が払拭された説明会

ーー受講前には、不安に感じていたことなどはありましたか?

私は、Webデザイナーとしてスクールに通っても、本当に就職できるのかな…という不安が大きかったです。
でもオンラインの説明会で、運営の方がすごく丁寧に対応してくださって、
「こういう経歴の方がいて、こんなふうに転職されましたよ」とか、
「就職率はこれくらいです」といった具体的な話を聞けたので、安心できました。
それが入学の決め手になりました。
ーー具体的な就職率などもしっかり提示してくださるんですね!

はい、受講希望の方のご状況に合わせて、できるだけ具体的な事例や数字を交えてご案内しています。
ーー荒木さんは、入学前の心境を覚えていますか?

そうですね。私は対面の説明会に参加したんですが、ひとみさんと同じように、すごく丁寧に説明していただけて。
その後もLINEを交換してくださって「わからないことがあればいつでも聞いてください」と言っていただけて、アフターサポートも手厚かったです。
なので、入学前に大きな不安を感じることはありませんでした。
ーー説明会が本当に親切だったんですね!
説明会は中林さんもご担当されているんですよね。やはり手軽に参加できるオンライン説明会が多いでしょうか?

はい、私も入らせていただいています。
オンライン、対面ではだいたい半々くらいの比率ですね。
ーーなるほど。説明会の段階でしっかりフォローがあると、安心してスタートできますよね。

はい、本当に安心してスタートできました。
未経験からWebデザイナーへ。仕事と両立しやすい6ヶ月+αのカリキュラム

ーー受講内容については、6ヶ月間のカリキュラムが基本なんですよね?

はい、そうです。
ベースは6ヶ月間の「Webデザイナー専攻」で、 希望される方は追加で2ヶ月間の「デザイン集中講座
」を受講できる仕組みになっています。
ーーお二人とも、受講はお仕事と並行して進めていたんですか?

はい、私は働きながら進めていました。
平日は仕事が終わってから校舎に来て、夜10時くらいまで作業して。
だいたい平日は1日4時間くらい、土日は朝から晩まで、というスケジュールで学習していました。
ーーすごいですね……! 大変だったとは思うんですが、学習そのものは楽しめましたか?

そうですね。大変ではあったんですが、自分がやりたくて始めたことだったので、あまり苦に感じることはなかったです。
ーー夜10時まで校舎が開いているというのは、本当にありがたいですよね。

はい、平日は夜10時まで開校しています。
社会人の方も多いので、遅めの時間帯までご利用いただけるようにしています。
ーーひとみさんも、受講当初は栄養士のお仕事と並行していたんですか?

最初の2ヶ月だけは栄養士として働きながら通っていたんですが、その後は退職して、学習に専念しました。
ーーなるほど。それはもう、Webデザイナーになると決めて、退職されたということなんですね。
大きなご決断ですが、それだけ覚悟を持って臨まれたんですね。

ありがとうございます(照笑)。
クライアントワークも経験。卒業制作は現場さながら!

ーーお二人とも、受講期間中にクライアントワークを経験されたんですよね。
まず荒木さんについては、新潟の就労支援事業のサイト(*)を拝見しました。
*当記事では非公開

はい、あちらは卒業制作として取り組んだサイトです。
ーー卒業制作だったんですね!どんな経緯でお仕事につながったんですか?

その団体は、私の親が運営しているところでして。
「作らせてほしい」とお願いして、制作させてもらいました。
ーーなるほど!身近なご縁だったんですね。
ひとみさんの卒業制作も、クライアントはお知り合いだったんでしょうか?

知り合いではなくて、SNSでその方の作品を見て、「ぜひサイトを作らせてください」とメッセージをお送りしました。
了承いただいて、制作に取り組んだという流れです。
ーーご自身でアプローチされたんですね!

はい、そうです。
【SNSで話題!】ひとみさんの卒業制作

ひとみさんが卒業制作として手がけたのは、イラストレーター・STAZさんの公式サイト。
完成度の高さがSNSで話題となり、ギャラリーサイトでも取り上げられるなど、大きな反響を呼びました。
「人を相手にする難しさ」を支える、現役プロのサポート体制
ーー最初はあらかじめ用意された課題で制作を進めるカリキュラムだと思うんですが、クライアントワークではやはり全く違いましたか?

そうですね。やっぱり一番の違いは、相手が“実在する人”だというところで…それがすごく難しいなと感じました。
架空サイトの制作では、すべて自分のペースで進められますし、スケジュールも自分で決められますよね。
でもクライアントワークでは当然クライアントの要望や都合もありますから、そうはいかなくて。
Web制作の一般的なフロー通りにいかないことも多くて、そうした対応がなかなか大変でした。
ーー今回は荒木さんが関東圏にお住まいで、クライアントが新潟。やり取りはオンラインだったんですよね。

ーー初めての案件がフルリモートってすごいですね(笑)。

ちょっと緊張しました(笑)。
ーーひとみさんは今回クライアントさんと初対面で、面識のない中での制作だったとのことですが、特に大変だったことはありましたか?

いやもう…たくさんありました(笑)。
荒木さんもおっしゃってましたけど、スケジュール管理もやっぱり大変でしたし。
あとは、どんなデザインにするか?どんな動きを取り入れるか?を考える際に、単純に「自分が好きだから」という理由では決められないというのが、すごく難しかったです。
クライアントさんがなぜこのサイトを作るのか?どんな思いで発信したいのか?を、自分の中で落とし込んでデザインに反映させる。
そのプロセスが一番悩んだところですね。
ーー本当に、しっかりそれが実現できたサイトなのではと思います。
クライアントさんのイラストの雰囲気に、サイトがバッチリ合っていて、本当に「世界観ができているな」と感じました。

(照笑)とんでもないです‥。ありがとうございます。
ーークライアントワークに取り組む中で、現役デザイナーであるトレーナーさんのサポートって、やっぱり大きかったですか?

(すかさず)どうでした?!!(笑)
(一同笑)

(笑)本当にたくさんサポートしていただきました!
ーー心強いですよね。
実際の案件をプロのトレーナーさんがすぐ近くで相談に乗ってくれるのは、すごくありがたい環境だなと思います。
受講生を支えるひとつ上の先輩。気軽に頼れるサポートスタッフ

ーーひとみさんは現在、「サポートスタッフ」としても活動されているんですよね。
荒木さんも以前はサポートスタッフで、内定にともなってご卒業されたと伺いました。
具体的に、どのような活動・役割なんでしょうか?

トレーナーさんに聞きにくいことって、どうしてもあると思うんです。
そういうときに、より気軽に声をかけられる受講生寄りの存在として、校舎内をまわっていました。
ーーサポートする立場になって、気づいたことや得られたものはありますか?

中間課題ではみなさん同じ題材に取り組むんですが、「この題材でこういう要素をメインで持ってくるんだ」とか、「この方向性もあるんだ」とか、人の制作物を見るのがすごく勉強になりました。

自分があまり得意じゃない部分や曖昧だったところを、教える立場になることで自覚、再確認できました。
教えながら自分も勉強しているように感じて、すごくためになりましたね。
ーースクール側としても、とても助かる存在ですよね。

そうですね。
受講生にとっても、サポートスタッフが入ってくれることで学習がスムーズに進むケースが増えました。
お互いにとって、とても良い取り組みだなと感じています。
ーー校舎の空気感も柔らかくなりそうですね。懇親会もあるとのことで、すごく楽しそうですね!

はい!スタッフ・受講生・サポートスタッフがいい距離感で関われていると思います。
転職活動の実例と、デジLIGのエージェント支援

ーー荒木さん、ご内定おめでとうございます!
制作会社でWebデザイナーとしての配属なのでしょうか。

ありがとうございます。
広告代理店なんですが、そこにクリエイティブ部門があって、Webデザイナーとして配属される予定です。来月からですね。
ーーいよいよですね。楽しみですか?

緊張してます(笑)。
ーー就職活動は、在学中に進める方が多いんでしょうか?

在学中から動くかたもいらっしゃいますが、お仕事との両立が難しい場合もあるので、卒業制作が終わったあとに本格的に始めるかたが多いですね。

私も卒業後から動き出しました。在学中は仕事と並行だったので難しくて。
ーー転職活動にあたっては、デジLIGさんのサポートもあると伺いました。

はい。LIGでもエージェントサービスを運営しています。
それに加えて提携している外部エージェントが4社あり、そこからご紹介させていただくケースも多いです。
ーー荒木さんは、たくさん応募されましたか?

30~40社くらい応募しましたね。
でもけっこう書類落ちもするので(気持ちの切り替えはしやすかったので)、そんなにダメージはなかったんですね(笑)。
100社くらい受ける人ももいるよ、って聞いてたので、ある程度覚悟してましたね。
面接まで進んだのは6社ほどです。
その中で選考を経て、最終的に今の会社に内定をいただきました。
ーー決め手になったポイントはどんな点でしたか?

人柄や社風が決め手がでした。
面接中もすごく丁寧に話を聞いてくださって、「この会社で働きたい」と思えるような雰囲気があったのが大きかったです。
ーー来月から良い環境で働けそうですね。ありがとうございます!
ひとみさんは現在、転職活動の準備中とのことですが、企業選びで大切にしているポイントなどはありますか?

いまはまだ、ポートフォリオを制作している段階で、企業を具体的に選べているわけではないんですが…
自分の表現したい“タッチ”や“世界観”をデザインとして活かせるような企業に行けたらいいなと思っています。
ーーとても大切な軸ですよね。
自分らしさを大切にしながら、成長していける環境というのは、デザイナーにとって理想の環境だと思います。
「Webデザイナーを目指すあなたへ」卒業生からのメッセージ

ーー最後に、これからWebデザイナーを目指すかたに、ひと言メッセージをいただけたらと思います。

私はこれからポートフォリオを作って、転職活動を頑張っていこうと思っています。
目指している方とは、ぜひ一緒に頑張っていけたら嬉しいです!

私は、そうですね‥。Webデザインに限らず、日常の中でいろんなクリエイティブに触れると良いのかなと思います。
そうすることで、自分の中の引き出しが増えていくので。身近なところから、始めてみるといいのかなと思います。
ーーありがとうございます。それでは、インタビューは以上とさせていただきます。本日はお時間をいただき、本当にありがとうございました!
後編では“スクール運営の裏側”を深掘り!

お二人のお話から、「未経験からの挑戦」が現実的に感じられたかたも多いのではないでしょうか。
続く後編では、スクール運営スタッフへのインタビューをお届けします。「制作会社が運営するスクール」ならではの方針や、カリキュラムの考え方、卒業後の進路支援について、詳しく伺いました。
あわせて、ぜひご覧ください!
■後編はこちらから↓