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詳しく見る公開日:2026.01.28
更新日:2026.02.02
【取材】マジデザは実際どう?運営に聞いた、広告デザインという仕事のリアル

今回ご縁があり、Webデザインスクール「マジデザ」を運営されている皆さんに、取材の機会をいただきました。
- フリーランス/副業志向
- 広告バナーやLPなど、広告クリエイティブに特化
- コーディングをカリキュラムから省き、デザインスキルに集中
といった特徴を打ち出されているスクールです。
今回は、広告クリエイティブの仕事や、フリーランスという働き方について、率直に話を伺いました。
マーケティングに活きる「結果が出せるデザイナー」を育てるスクール

ーーまずは、マジデザの特徴やコンセプトについて、改めて教えていただけますか。

スクールのコンセプトは「結果が出せるデザイナー」です。
マーケティングのためのデザイナー、という考え方を軸に、広告クリエイティブやLPを作って、数字として成果を出せるデザイナーを育てるスクールとして立ち上げました。
ーーWebデザインスクールと聞くと、Webサイト制作を学ぶ場所をイメージする方も多いと思います。

マジデザは、Web制作を教えるスクールとは少し違い、広告クリエイティブのデザイナー育成に特化したスクールです。
もう少し背景を話すと、弊社にはもともと「COACHTECH」というプログラミングスクールがありまして、最初はまさに、Webサイトを制作するカリキュラムからスタートしていたんですね。
その後は市場の変化を見ながら「仕事として成り立つ領域」に少しずつシフトしていき、現在はWebアプリ開発が中心になっています。

そうした経験を踏まえた上で、今回マジデザを立ち上げたにあたって「改めて、デザイナーって何なのか?」と考えたときに、コーディングはデザイナーの仕事じゃないだろう、というところがひとつの切り口になりました。
本音を言えば「コーディングはしません」ともっと大きく言いたいくらいなんですね。
ただスクールを検討される方の中には「コーディングがカリキュラムにないのは不安」という声もあるので、最低限はできますよ、とはお伝えしています。
ただ基本的なスタンスとしては、デザイナーにコーディングをやらせるよりも、デザインをどう考えるか、どうすれば成果につながるかといった、マーケティングの力を身につけて欲しい、という考え方です。
「コーディングの知識は不要」というわけではありません
ーー「コーディングはやらず、デザインに専念する」と聞くと、Web制作会社で、デザイナーとコーダーが分業している体制をイメージする方も多いと思います。
マジデザが想定しているのは、そうした制作会社とは違う働き方ですか?

マジデザが想定しているのは、広告代理店から仕事を受けるデザイナーですね。
Web制作会社の分業体制とは異なります。
コーディングについても、「まったく不要」という考え方ではありません。
ただ、スクールでメインに学ぶべきことではない、という位置づけです。
ーー広告デザイナーであればLPを作ることもありますよね。
その際、実装を前提にしたデザインでないと、現場でズレが生まれてしまうこともあると思います。
最低限の構造は理解しつつ、実際にコードを書くことはしない、という理解で良いでしょうか。

もちろんLPのデザインにおいては、最低限の構造を理解しておくことは大切です。
ただ、マジデザでは実際にコードを書くことよりも、デザインを作ることに時間を使ってほしい、という考え方です。
広告デザイナーという仕事の魅力は?
ーー「どう作れば成果につながるか」を考え続ける、というのが広告クリエイティブのデザイナーなんですね。
この仕事の魅力は、どんなところにあると思われますか。

受講生さんに対する想いとして聞いてもらえたら嬉しいんですが、僕はそもそもマーケティングというか、商売とかビジネスがすごく好きなんですね。
これまでマーケティングの世界で仕事をしてきて、「こうしたら物が売れるんだな」という発見を重ねてきましたし、一方で、売れなくて困っている人が本当に多い、という現実も見てきました。

その中でデザインって、ものすごく力を持っていると思っていて。
言い方は難しいんですが、デザイナーの力次第で良くも悪くも見せられる、仮に悪いものでも良く見せることができてしまう。
それくらいの影響力がある仕事だと感じているんです。
だからこそデザイナーという仕事には、すごく価値があるし、責任もあると思っています。
マジデザでは、「デザインには力がある」ということを、まず一人ひとりに自覚してほしい。
そういう力を学んでいるんだ、という前提で取り組んでほしいな、という想いがあります。

マーケッターや広告の担当者って、どうやったらビジネスが良くなるか、どうしたら商売がうまくいくか、日々いろいろ考えています。
ビジネスの成果を背負っているマーケッターや広告担当者と一緒に、「じゃあ、どう作るか」を話し合いながらクリエイティブを作っていく。
その過程だったり、成果を作っていく楽しみを、ぜひ学んでほしいと思っています。

僕もまさに「デザインが成果に直結するところ」が魅力だと考えていて。
自分の作ったデザインやクリエイティブが人の心を動かして、ちゃんと数字として返ってくる、というのが仕事の面白さだと思っています。
例えば、ちょっとした言葉遣いを変えてみたり、画像を差し替えてみたり、配置を少し変えてみたり。
それだけで、クリック率が2倍になることもあるんですよね。

「自分の判断や思考が事業の成果につながっている」と実感できるところが、この仕事の大きな魅力だと考えています。
感性でデザインをする人も多い中で、広告デザインはどちらかというと真逆で。
ロジックがあって、仮説があって、それを検証して、改善していく。
このサイクル、プロセス自体がすごく楽しいですね。

私はデザイナーのことを「テキストとビジュアルの翻訳家」と表現することがあるんです。
広告やマーケティング、プロモーションの文脈におけるデザインでは、相手が何を考えていて、何を伝えたくて、最終的にどう行動してほしいのか。
その思考や意図をしっかり汲み取る必要があります。
テキストだけでなく、その背景にあるコンテキストまで理解した上で、意図通りの見た目に落とし込む。
それを考えるのは、実はかなり難しい仕事です。
多くの人にはできない、と言うと語弊があるかもしれませんが、本当にすごく、素敵な仕事だと思っています。
「人を想ってデザインすること」に価値がある
ーー世間では、デザインというと「オシャレ」「美しい」といった点が評価されがちですよね。
ただ、お話を聞いていると、少し違うところに価値があるように感じました。

世の中では、「綺麗なデザインを作りましょう」という風潮が少し強すぎると感じています。
綺麗であること自体は、もはや当たり前です。
ある程度のクオリティであれば、今はAIでも作れる時代になってきました。
だからこそ、ただクリエイティブを作るだけではなく、その背景にある想いや、どういう意図で、誰に向けて作るのか?
そういった部分まで考えられることが、これからはより重要になると考えています。

人を想ってデザインできること。誰かのために、意味のあるデザインを作れること自体が、すごく幸せなことだと思うんですよね。
そうした付加価値を発揮できる領域として、僕たちはマーケティングという分野を選びました。
広告デザインは、フリーランスとして成立しやすい仕事

ーー公式サイトを拝見していると、フリーランスや副業を主なキャリアとして打ち出されている印象を受けました。
フリーランスを推奨されている理由は、どんなところにありますか。

広告クリエイティブの仕事は、フリーランスと相性が良いんですね。
理由として、この仕事には”長く続けやすい”という特徴があるんです。
例えばWebサイト制作の場合、どうしても単発の案件になりがちなんですが、広告クリエイティブでは、マーケッターの方と伴走するような働き方になります。
僕としては、「マーケッターに気に入られるデザイナーになりなさい」という考え方を大切にしていて、そういう関係性が築けると、長く仕事をもらい続けることができます。
正直、たくさんの案件を取りに行くのは現実的ではないと思っていて。
マーケッターの方を5~10名ほど見つけておければ、食いっぱぐれることはない、というイメージですね。
ーー継続しやすいという点については、広告はいわば”消耗品”という考え方でいいでしょうか。
たとえば1ヶ月にバナーを何十本も作るような、常に作り続ける前提の仕事、というイメージですか。

まさにその通りです。
仕事の量が多い、という意味で広告業界を選んでいます。
実際、毎日のように複数のクリエイティブを作る世界なので、そのリズムにうまくハマれば、長く続けていける仕事だと思っています。
ーーフリーランスや副業というキャリア形成について、受講生さんの志向はどうでしょう。
中には広告代理店などへの転職を希望される方もいらっしますか?

基本的には、フリーランス志望の受講生さんが多いですね。
ただ、そのあたりは現場を見ているヤマノメの意見も聞いてみたいです。

実際には、まず生活基盤を整えたいという理由で、転職を希望される方も一定数いらっしゃいます。
現在担当している受講生8名のうち、2名は「まずは転職して、将来的にフリーランスになりたい」という考え方ですね。
ーーなるほど。
より堅実な志向の方もいらっしゃるなかで、将来的にはやはりフリーランスを目指す方が多い、という状況なんですね。
「働き方を変えたい」人が、マジデザに集まっている

ーー無料カウンセリングに参加される方は、どんな動機でデザイナーを目指す方が多いですか。

カウンセリング参加者さんの動機をお聞きしていると、大きく2通りに分かれます。
一番多いのは、今の仕事や働き方を変えたい、という方ですね。
次に多いのが、副業として収入を増やしたい、という動機です。
あとは少数ですが、デザイナーへの憧れから来られる方もいます。
ただ、やはり一番強いニーズは「働き方を変えたい」という部分かなと思っています。
ーー働き方という点で言うと、広告デザイナーはリモート案件も多い印象がありますが、実際はいかがでしょう。

リモートでもできる仕事だとは考えています。
ただ、未経験の段階からいきなりフルリモートを前提にするのは、現実的ではないですね。
一方で、デザイナーという職業は、必ずしも同じ場所で一緒に作業する必要がないケースも多いです。
2~3年しっかり経験を積めば、場所に縛られない働き方も十分可能になってきます。
ーー「まずは対面取引の案件でキャリアを積む」という点について、もう少し詳しく教えてください。
広告デザインの分野では、仕事の地域差について、どのような状況にありますか。

仕事の数という意味では、首都圏のほうが有利なのは事実です。
マジデザの受講生には、地方在住の方もいらっしゃいますが、どうしても難しいケースがあるのも実情ですね。
その点については入校の段階で、あらかじめしっかりお話ししています。

とはいえ、実際に地方で企業を探して、こちらから営業をかけることもあります。
つい最近も、広島でそういった動きがありました。
ーー受講生のために、企業へ直接アプローチすることもあるんですね。

はい。企業に直接「人材を入れられませんか」と、営業をかけていくんですね。
もちろん、会社数自体は首都圏の方が多いので、確率としては首都圏の方が高いのは事実です。
ただ、実際に仕事を依頼してくれる企業がいれば、全国どこでも可能性はあると考えています。
人に合わせて、全国どこへでも動く体制はあります。
受講生の希望を最優先に、現状できる限りのことはしていきたいと考えています。
向いているのは「相手目線」と「細部への執着」がある人
ーーこの仕事に向いている人、逆に少し難しい傾向がある人がいれば、教えていただけますか。

向いている人を一言で定義するのは難しいんですが、ひとつ挙げるとすると、普段からおしゃれに気を遣っている人は、向いている傾向が高いなと感じています。
表現力があったり、感覚的な部分がすでに育っている方が多いですね。
あとは何より大事なのが、相手を思う気持ちです。
自分の表現だけで完結してしまう人よりも、広告主の世界観を引き出してあげようとできる人。
そこが一番重要かなと思っています。

僕の視点で言うと、細部までこだわれる人は、やはり向いていると思います。
たとえば、真ん中に配置しているつもりでも、実は数ピクセルずれて見える、ということってありますよね。
その数ピクセルの違和感に気づけるかどうかで、クリエイティブの質は大きく変わってきます。
カリキュラム後半では、「100%の完成度じゃないと提出しないでください」と伝えていて、1ピクセル単位までこだわれるかどうかを、かなり重視しています。
ーーなるほど。一方で、この仕事が少し難しい傾向のある方はいますか?

完璧主義が強すぎる人は、少ししんどくなるかもしれません。
こだわること自体はとても大事なんですが、「正解が分からないと動けない人」は、デザインの世界では苦しくなりやすいですね。

デザインには、明確な正解がありません。
こういう考え方もあるよね、と柔軟に試していける人でないと、続けていくのは難しいと思います。
100人いれば、100通りの答えがある世界です。
正解がないことを理解したうえで、それでも細部にこだわっていける。その姿勢が大事だと思っています。
検討されている方へメッセージ
ーー検討されている方にメッセージがあれば、お願いします。

こういったインタビューの場では毎回お伝えしているんですが、まずは「しっかり検討してほしい」というのが一番のメッセージです。
スクール選びって、どうしても実績や、キラキラした雰囲気に引っ張られやすいと思うんですね。
でも、ものの良し悪しって、表層的な見た目だけでは、なかなか分からないものです。
本当にこれは、自分のキャリアとして向き合いたいものなのか。
これからの働き方や人生と照らし合わせて、時間をかけて熟考して欲しいと思っています。

正直に言うと、「稼げます」「楽にできます」みたいな、そんなに甘い世界ではありません。
この辺りをしっかりお話をすると「思っていたのと違いました」と、断念される方もいらっしゃいます。
でも、むしろそれでいいと思っています。
難しい前提をきちんと理解したうえで、それでも挑戦したいかどうか。
じっくり考えてもらえたら嬉しいです。

僕からは、「フリーランスのデザイナーって本当に楽しいですよ」ということをお伝えしたいです。
ありがたいことに今の僕は時間やお金、そして場所についても、ある程度の自由を持って仕事ができています。
仕事のやりがいも含めて、「人生の豊かさってこういうことか」と感じる瞬間が何度もあります。
そういう状態に皆さんも到達してもらえたら、今よりもっと優しい世界になるんじゃないかと思ってます。

スクールの比較検討ももちろん大切ですが、それ以上に「自分は本当は何をやりたいのか」を、しっかり考えることが大事だと思っています。
誰かに勧められたから、なんとなく良さそうだから、ではなくて、自分の中で腹落ちしているかどうか。
マジデザでは、時間も労力もそれなりにかかりますし、決して「ちょっとやってみよう」くらいの温度感で結果が出るものではありません。
だからこそ、本気でキャリアを変えたいと思っている方や、デザイナーという仕事に強い想いがある方にとっては、しっかり向き合える環境だと思っています。

ノリや勢いだけで始めてしまうと、「思っていたのと違った」というギャップが生まれやすいんですよね。
それは、どのスクールでも起こり得ることだと思います。
そういうミスマッチをできるだけ減らしたい。
だからこそ、一緒にしっかり話をできたら嬉しいですね。
取材後記

今回インタビューを通して強く感じたのは、広告デザインという仕事に対する、現場側の誇りでした。
クリエイティブがどのようにビジネスの成果につながり、誰の役に立っているのかを、非常に現実的な目線で語られていたのが印象的です。
また、マジデザの成り立ちをたどっていくと、卒業生が“仕事としてきちんと成立するかどうか”を軸に、冷静に領域選定をしてきたスクールであることも伝わってきました。
流行やイメージ先行ではなく「今、どこに仕事があり、どうすれば続けていけるのか」
その現実と正面から向き合っている点は、これから検討する方にとって大きな判断材料になるはずです。
今回の話を踏まえたうえで、自分に合うかどうかを確かめたい方は、無料カウンセリングで一度、率直に話を聞いてみてください。

