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詳しく見る公開日:2024.05.25
更新日:2024.10.30
Squareを無料で始める方法。「スマホでタッチ決済」のやり方
決済サービスのSquareで、あなたのスマートフォンが決済端末になる機能「スマホでタッチ決済」がスタートしました!
初期費用はゼロ円、もっとも手軽にキャッシュレス決済を導入できます。
活用法や注意点、対応スマホ機種から実際の操作まで、 Square歴5年以上の筆者が分かりやすく解説します。
これまでのSquare決済との違い
っていうかSquareってもともと、スマホを使ってキャッシュレス決済できるサービスだよね?
これまでと何が違うの?
といった疑問にお答えします。
これまでは決済端末の購入が必要だった
本来、Squareはカード・電子マネーを読み取る決済端末と、スマートフォン(もしくはiPad)を接続して使います。
イコール、決済端末の購入が必要でした。
決済端末は複数あり、もっとも安価なのが上記写真の「Squareリーダー」税込4,980円。ほか上位機種が3種あります。
「スマホでタッチ決済」は決済端末が不要!初期費用が0円
対して「スマホでタッチ決済」は、スマートフォン自体を決済端末として使える機能。スマホにお客様のカードや電子マネーをかざして決済します。
よって決済端末の購入が不要、すなわち初期費用が0円です。
無料のSquareアカウントを作成、スマホにSquareアプリ(iPhone版・Android版)をインストールしたらすぐに使えます。
ほか費用は、決済手数料3.25%のみ。
(VISA・MasterCardなら2.5%)
- 登録料
- 固定費
- 売上金の振込手数料
などすべて無料なため導入のハードルはゼロ、完全ノーリスクでSquareを試せるようになりました。
こんなシーンに最適!
「スマホでタッチ決済」は場所を問わず使える、初期費用が無料という特徴から、以下のようなシーンに最適です。
キッチンカーなど移動販売
スマホがネットに繋がってさえいればどこでも使えるため、キッチンカーなどの移動販売では大変便利です。
Square公式サイトでは導入事例として、京都の人力車屋さんが紹介されていました!
なるほどピッタリですね。
出張サービス
お客さま宅を訪問する出張サービスの場合、請求書ではお互い手間になりますし、入金まで時間がかかります。
タッチ決済ならサービス提供後に、その場でスピーディに支払いが完了。
お客様にとっても便利で、喜ばれるでしょう。
イベント出店
マルシェやコミケなど、イベント出店にもピッタリです。
ブースのスペースも限りがありますし、カウンター周りはスッキリさせたいもの。
「スマホでタッチ決済」なら、必ず持っていくであろうスマホさえあればOK。
キャッシュレス対応により、商品も売れやすくなるでしょう。
お店のオープン費用を抑えたい、キャッシュレスを試してみたい
お店の新規オープンにあたり、出来るだけ費用は抑えたい。
またキャッシュレス導入を迷っていて、最小限のリスクで試してみたい。というケースにも最適です。
無料アカウントの作成だけで導入できるため、金銭的リスクはありません。
対応スマートフォンの機種は?
どんなスマホでも使えるの?
私の機種、最新ではないんだけど大丈夫?
iPhoneはXS(テンエス)以上、iOS17以上
iPhoneの場合、2018年9月に発売されたiPhoneXS(テンエス)以上*の機種であれば対応しています。
*XS以上はXR・11・12‥と続きます。XS以前の機種であるiPhone8やiPhoneXは非対応です。
また、iOS(iPhoneの基本ソフト)のバージョンが17以上必要です。16以下のかたはアップデートしましょう。
Androidは、OSがAndroid9以上。公式サイトで要チェック
Androidでは、OS(基本ソフト)がAndroid 9以上、NFC機能が付いているほとんどの機種に対応しています。
とはいえAndroidは機種が多いため、Squareの公式サイトからチェックするのが確実です。
「対応端末一覧」のページを開き、
- Android
- メーカー
- 機種
を選択、「Tap to Pay on Android」に「対応」と表示されればOKです。
なお、OSは「設定」→「デバイス情報」から確認できます。
決済方法や手数料など、利用条件をチェック
どんなカードでも使えるの?
手数料とか振込日なんかも、事前にチェックしておきたいんだけど‥。
【注意ポイント】利用可能な決済方法について
クレジットカードをはじめ電子マネー、QR決済と複数種類があるキャッシュレス決済。
Squareの「スマホでタッチ決済」は、どんな決済方法に対応しているか?チェックしましょう。
クレジットカードは、タッチ決済対応の主要6ブランド
クレジットカードのブランドについては、日本国内の主要ブランド6種に対応していますので安心です。
使えるのは、タッチ決済対応カードのみ
注意すべきは、タッチ決済に対応のカードのみ使える、という点です。
「スマホでタッチ決済」とはその名の通り、タッチ決済=お客様のカードをかざすことで決済をおこないます。
よってタッチ決済に対応していない、差し込み式のカードは使えません。
【代替の方法】カード情報の手入力、もしくはリンク決済も可能
とはいえタッチ非対応のカードでも、決済する方法はあります。
上図は実際の決済シーン、Squareアプリの支払い方法を選択する画面ですが、「クレジットカードの手入力」「決済リンクを送信」が選択できます。
「クレジットカードの手入力」では、カード情報を打ってお会計。
「決済リンクを送信」では、決済ページが開くリンクをお客さまのスマホ宛に、SMS(携帯番号宛てのメッセージ)などで送信します。
お客さまは受け取ったリンクを開いて、カード情報を入力してお会計を完了できます。
これらの方法で決済はできるため、「タッチ非対応カードしか持ってない、現金の持ち合わせもない」というお客さまでも、購入を断念されることはありません。
※「クレジットカードの手入力」では、決済手数料が0.5%高くなります
(本来3.25%から3.75%へ)
決済端末の購入で、タッチ非対応のカードも利用可能に
タッチ非対応、差し込み式のカードにも”正式に”対応するには「Squareリーダー(税込4,980円)」などの決済端末が必要です。
電子マネーは使えない(Apple Pay・Google Payを使えば決済可能)
また本来、Squareでは電子マネーが利用できますが、「スマホでタッチ決済」では電子マネーが使えません。
ただ、電子マネーをApple PayやGoogle Payといったモバイルウォレットとして、お客様がスマホに登録していれば利用可能です。
QUICPayなどは、そもそもがモバイルウォレットで使う電子マネーですし、モバイルSuicaもモバイルウォレットです。
カードタイプの電子マネーだと使えない、と認識しておけば大丈夫でしょう。
さほど不便はないかと思います。
QR決済も利用可能
また「スマホでタッチ決済」の機能ではないのですが、Squareは各種QR決済が利用可能です。
決済用QRコードはあなたのスマホに表示されるため、卓上スタンドは不要。スマホ1台で決済できます。
■詳細・導入方法はこちら↓売上は週1回or翌日入金、振込手数料は無料
Squareでキャッシュレス決済したぶんの売上は毎週水曜日に締め、金曜日にあなたの口座に振り込まれます。さらに三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日。
これは業界最速水準の入金スピードです。
また、金額に関わらず振込手数料が無料なのも嬉しいポイントですね。
「スマホでタッチ決済」を使ってみる
それでは、実際に決済の流れを見てみましょう!とても簡単です。
アカウントの作成とアプリのインストール
まずはSquareアカウントを作成し、Squareアプリをスマホにダウンロードします。
会計操作
アプリを開いた最初の画面です。
- 金額を打って
- 「売上の確認」をタップ
もしくは、あらかじめ商品を登録しての会計も可能です。
内容を確認して「お会計」をタップ。
支払い方法の選択画面になりますので「iPhone(Android)のタッチ決済」をタップ。
あとはお客様のクレジットカードをかざすだけで、決済が完了です。
電子レシートの発行
会計完了後はレシート発行画面に切り替わり、メールやSMS送信で電子レシートを発行できます。
※もちろん、任意でレシートプリンタを購入して接続すれば、紙のレシートも発行可能です。
POS機能も充実(無料)
なお、アプリは会計操作だけでなくPOS機能も備えていますので、売上や商品、顧客の管理にも利用できます。
完全無料で使える、高性能のPOSレジアプリです。
まとめ
これまで、キャッシュレス決済の導入には数万円〜の初期費用がかかるのが通常でした。
それがなんと0円!というのが、「スマホでタッチ決済」の魅力です。
ぜひ、ノーリスクでまずは試してみてください。