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詳しく見る公開日:2025.05.28
更新日:2025.05.29
BASEと実店舗の在庫を一元管理【Squareと連携(無料)】

今回、イベントで初めての店頭販売!
BASEに出してる商品を販売するんだけど、店頭で売れたら当然、在庫は減るわけじゃない。
在庫数がBASE側に反映されないと、「売り切れた商品がBASEで買えちゃう」ってことだよね?
まずいじゃん!どうしたらいいの…?
こんな問題を解決します。
解決方法:BASEと店頭用POSレジを連携させる

この“在庫ズレ”問題は、店頭用のPOSレジ(お会計アプリ)を使えば簡単に解決できます。
始めかたは、スマホにPOSレジアプリを入れるだけ。
(最初に設定は必要ですが簡単。このあと詳しく解説します)
店頭販売時にPOSを操作をすることで、売れた商品の在庫がBASE側に同期されます。


「店頭側で売れて在庫がなくなったのに、BASEで売れちゃった!」を、簡単に防げるので安心です。
使うPOSレジはSquareです【無料で高性能】

連携に使えるPOSレジは「Square スクエア」が提供しています。
Squareは、もともとキャッシュレス決済の世界的企業で、提供するPOSレジは無料かつ高性能。
POSレジ機能だけ使う(店頭販売では現金のみ)であれば完全にゼロ円ですし、キャッシュレス決済も2.5%〜の決済手数料のみで使えます。ちなみにこの手数料は、BASEより断然安いです。
参考)BASEとSquareキャッシュレス決済のコスト比較
Square | BASE | |
---|---|---|
決済手数料 | カード:2.5% QR・電子マネー:3.25% (個人事業主、中小企業の場合) | 6.6%+40円 ※正確には、決済手数料3.6%+サービス利用料3%。スタンダードプランの場合 |
振込手数料 | 無料 | 250円 振込金額2万円以下の場合は事務手数料500円が加算 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
固定費 | 無料 | スタンダートプラン:無料 グロースプラン:16,580円/月 |
キャッシュレス決済の導入もお手軽

キャッシュレス決済においては専用の決済端末(4,980円から)もありますが、スマートフォン1台あれば導入できる「スマホでタッチ決済」も利用可能!手軽に決済手段を広げられます。
Squareの無料アカウントを作成するだけで、POSレジとキャッシュレス決済の両方が利用可能です。
※キャッシュレス決済の利用には審査があります(最短当日)
【注意点】最初はSquareに手動で商品登録が必要

ひとつだけ注意点として、BASEに登録済みの商品情報(商品名や価格)が、自動でSquareに取り込まれるわけではありません。
連携されるのは、在庫情報のみということですね。
よって、- SquarePOSレジに商品を手動で登録
- 「Squareのこの商品は、BASEのこの商品と連携」と、ひとつずつ設定
が必要になります。
最初だけ手間がかかる反面メリットもあり、それぞれ以下の通りです:
メリット | デメリット |
---|---|
価格をBASEと合わせる必要がないので、「イベント特価!」など柔軟な販売が可能 | 品数が多いと最初だけ手間 |
設定自体は簡単ですし、いちど紐付けておけば、あとは自動で在庫が反映されるので安心です。
それでは、手順を解説します!
BASE×Squareを連携する手順

BASEとSquareの連携は「Square連携」というBASEの公式アプリが用意されてますので、簡単です。
まずはSquareアカウントを作成

最初に、連携するためのSquareアカウントを作成しましょう。無料、5分で完了します。
- 運転免許証などの身分証
- 口座情報(キャッシュレス決済時の売上入金先として)
のみ。お財布を手元に用意すればOKですね。
在庫連携させる商品をSquareに登録する
続いて、BASEと在庫連携させる商品をSquareに登録します。

Squareの管理画面にログインして商品管理ページを開き、「商品を登録」をクリックします。

商品を登録します。画面の内容に沿って進めれば簡単です。
商品登録のさい、在庫の設定は不要です。
このあとBASEと連携させることで、BASE側で設定している在庫数が反映されます。
BASEにログインしてアカウント連携
続いてBASEにログイン、まずは作成したSquareアカウントを連携させましょう。
BASE Appsの管理画面を開きます。

- 「Square」でキーワード検索
- 候補に出てきた「Square連携」アプリをクリック

「インストール」をクリック

ここで、Squareアカウントにログインを求められます。まだアカウント未作成のかたは、こちらから作成ください。無料、5分で完了します。

「BASEが、あなたのSquareアカウントにアクセスしようとしています」という確認画面になりますので「Allow(許可する)」をクリック。
参考:具体的な許可内容(英文の意味)はこちら
「This will allow BASE to…(BASEにこんなことを許可します)」と案内されている5項目は、以下の通りです:
- Modify your item library
→ 商品一覧(アイテムライブラリ)の内容を変更する - View your item library
→ 商品一覧(アイテムライブラリ)の内容を閲覧する - Change your inventory counts
→ 在庫数を変更する - View your inventory information
→ 在庫情報を閲覧する - View your merchant profile information
→ あなたの店舗プロフィール情報を閲覧する
いずれも、BASEとSquareの在庫・商品データをスムーズに連携させるためのものです。
基本的に問題ありませんので、安心して「Allow(許可)」して大丈夫です。

- Squareのアカウント名、店舗名が間違いないことを確認
- 「設定する」をクリック

上図の画面になれば、設定は完了です!あなたのBASE・Squareのアカウントが連携されました。
商品を連携

では、いよいよ商品の連携をおこないます。「連携商品の設定へ」をクリック。

- 「未連携」タブをクリック
- Squareに登録した商品一覧が表示されますので、連携させたい商品をクリック

「BASEの商品を選択する」をクリック。

- BASEの商品リストが表示されますので選択
- 「設定する」をクリック

「連携を開始する」をクリック。

注意書きに問題なければ、「同期する」をクリック。

これで完了です!
あとは、連携させたい商品すべてを同じ手順で繰り返します。
POSを操作して販売する
実際の販売シーンも見てみましょう。
SquareのPOSレジアプリをあらかじめスマホ(もしくはiPad)にインストールしておき、販売時に会計操作をおこないます。
【SquareのPOSアプリはこちら】
(↓クリックで画像拡大できます)

アプリの会計画面です。お買い上げの商品をタップしてカートに入れます。

カート内容を確認してお会計に進みます。

支払い方法を選択してお会計。簡単ですね。
お客様に画面を提示して、ご確認いただけるのも嬉しいポイントです。
まとめ

これで、BASEとSquare(店頭)で売れた商品は、それぞれの在庫が同期されるようになります。
「気づいたら在庫がゼロなのに、ネットショップではまだ売れてた!」
「在庫あるのに“売り切れ”表示のままで、買ってもらえなかった…!」
といったリスクなく、安心して目の前のお客さまに集中できます。
ぜひ参考に、取り入れてみてください。「やっておいてよかった…!」と思える仕組みになるはずです。