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詳しく見る公開日:2023.10.05
更新日:2023.12.04
【12月最新】PayPalはインボイス制度に未対応(代替案あり)
2023年12月現在、PayPalはインボイス制度に未対応です。
適格請求書に必要な登録番号を記載させる機能がありません。
PayPal公式に問い合わせたところ「対応については現在調整中」という回答でした。

対応時期が未定とのことですから、筆者の個人的意見としては別の決済サービスに切り替えがベストです。
新しくサービスを使い始めるのは最初は面倒ですが、そもそも決済サービスの利点は「面倒・手間の解消」です。
サポートの回答通り、手動でメール送付していては決済サービスを使う意味が薄れますので、あとあとを考えたら切り替えたほうが日々の業務がラクになります。
*PayPalは突然アカウントが永久凍結されて、売上金が引き出せなくなった事例をよく聞くのも、切り替え推奨の理由です。
Squareならインボイス制度に正式対応。※トータル面でもSquare推奨(理由あり)

Square(スクエア)であれば、インボイス制度に対応済み。
店頭のキャッシュレス決済で有名ですが、リンク決済やオンライン請求書といったPayPal同様の機能が揃っており、インボイス制度対応の請求書・領収書が簡単に作成できます。
なお筆者はSquare、PayPalとも3年以上利用しており、インボイス制度以外の面でもSquare推奨です(詳しくはこのあと解説します)
明細書サンプル

一例として、決済完了後にSquareから顧客に自動送信される明細書です。
登録番号・適用税率・税額と、必要な事項がすべて記載されているのが分かります。
Squareとは
SquareはTwitter創業者のジャック・ドーシーが創業した決済サービスで、2013年に日本で事業を開始。
三井住友カードと業務提携しており安心して使えます。
PayPal同様の決済機能- リンク決済
- サイトに設置する購入ボタン作成
- オンライン請求書
- サブスク決済
が備わっており、ひとつのアカウントですべての機能が利用可能です。
トータルの比較でもSquareを推奨する理由
筆者がインボイス制度以外の面でもSquareを推奨する理由について、各種条件の比較を表にまとめました↓
Square | PayPal | |
---|---|---|
決済手数料 | 単発請求:3.25% 定期請求:3.75% | 3.6%+40円 30万円超の決済で割引あり |
売上金の銀行口座入金 | 毎週自動入金 (みずほ・三井住友銀行は翌営業日) 金額に関わらず手数料無料 | 手動で振込申請 (自動振替設定も可) 5万円未満だと振込手数料250円 |
電話サポート | 土日も営業 通話料無料 混み合っているときは折り返してくれる | 土日休み 携帯電話からは有料 |
対応カードブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners、Discover | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Discover |
顧客側の支払い操作 | カード情報のみでスムーズ | 使う機能や環境により、顧客もPayPalアカウント登録が必須 |
決済手数料は同水準。
振込手数料も金額を問わず無料で早く、ほか費用はすべて無料。
決済が発生しない限りお金はかかりません。
アカウント作成で最短当日から利用可能

Squareを始めるには無料のSquareアカウントを作成。
手元に必要な情報は
- 口座情報‥売上入金用
- 免許証などの身分証‥スマホで読み込み
ネット上で完結します。
審査はありますが最短当日で完了し、すぐに決済受付ができます。
【関連記事】決済設定の方法も解説
オンライン請求書、サブスク決済の設定方法ついては、以下の記事で解説しています。
アカウント作成後、用途に合う記事があればご参考ください。
単発のオンライン請求書はこちら↓
サブスク決済を導入ならこちら↓
まとめ
PayPalによる10月を過ぎた時点での「インボイス制度対応については現在調整中」という回答には、正直驚きました。
不都合がなければサービスの切り替え、もしくは併用がベストでしょう。
筆者はSquareを使って3年ほど経ちますが、とても使いやすく気に入っています。
いったんお試しになってみてください。