公開日:2023.07.29
更新日:2023.08.01
Square請求書の使い方(オンラインでのクレジットカード決済)
オンラインで請求書を送信、クレジットカード決済にて支払いを受けられるSquare請求書の使い方を解説します。
支払い方法、送信方法について最初に確認
まず最初に知っておくべき支払い方法、請求書の送信方法についての紹介です。
支払い方法はクレジットカードのみ

Square請求書で使える支払い方法はクレジットカードのみです。
銀行振込には使えません。
なお決済手数料は3.25%で、カードブランドは
- VISA
- Mastercard
- AMEX
- JCB
- DinersClub
- Discover
と、主要ブランドに対応しています。
送信方法はメール・SMSに加えてLINEも可(メールがベスト)

請求書の送信方法はメールもしくはSMS(携帯メール)に加え、LINEをはじめとしたメッセージ機能でも送信可能です。
ただリマインダー(支払い期限の○日前や当日、過ぎてしまったときに自動で顧客にお知らせ送信する機能)が送れるのはメールのみなので、メールでの利用がベストです。

顧客は届いた請求書から決済ページを開いてカード番号を入力、支払いを完了させます。
Square請求書を使うメリット
Square請求書を使うメリットについて、筆者が利用して実際に感じていることを紹介します。
もう使いかたが知りたい、というかたは以下をクリックで次の章、請求書の作成手順まで読み飛ばせます。
業務負担の軽減

予約送信やリマインダー機能の活用で請求・支払い漏れの防止や、管理画面で支払状況を一括管理できることで請求業務の負担が軽減されました。
また、顧客が支払いを完了すると通知が届くので「あの請求、入金されたかな?」と銀行残高をチェックする必要がありません。

顧客が支払いやすい

銀行振込に比べて支払い手順がラクです。
スマホでカード情報を入力するだけで1分で完了するため、顧客は請求が届きしだいパパッとその場で支払いをしてれやすくなります。
銀行振込での請求だと、正直こうはいかないのではないでしょうか。
ほか、郵送で請求書を送っていた事業者さまであれば物的・人的コストの削減にもなるでしょう。
まずは無料でアカウント作成
Squareアカウントを未作成のかたは以下から作成いただけます。
必要なものはメールアドレスと銀行口座(売上入金用)の2つになります。
Square請求書の作成手順
それでは実際にSquare請求書の使い方、請求書の作成方法を見ていきましょう。
Square管理画面にログインして左側メニュー「請求書」をクリックします。

「請求書を送信」をクリック。

請求書を新規作成する画面が開きます。

各項目を一緒に確認しながら作成していきましょう。
お客様情報

まず、請求先となるお客様の情報を入力します。
入力欄にお名前・メールアドレス・電話番号(携帯)のいずれかを入力すると「〜様の新規顧客情報を作成」と表示されますのでクリック。

顧客の氏名と、請求書送付に使うメールアドレス、携帯番号を入力します(どちらか必須)
「その他の情報について」という会社名や住所の項目は任意です。

請求書の送付は、メール・SMSのほかLINEなどメッセージアプリでの送付も可能です。
ただその場合も、メールアドレスもしくは携帯番号の入力が必要になります。
請求書の詳細

「請求書の詳細」では、いつまでに支払う、何についての請求書か?を設定していきます。
ひとつずつ項目を見ていきましょう。
ちなみに、記載内容が実際にどう表示されるか?は、画面右上の「プレビュー」から確認できます。

請求書の件名
何についての請求書か?を記載します。
「お花代」「エアコン修理代」など‥、任意の項目ではありますが、お客様がすぐ分かるように書いておいたほうが良いでしょう。
請求書ID
請求書の通し番号です。
特に変更する理由がなければこのままで大丈夫です。
メッセージ
ご購入のお礼や備考・注意事項など、フリー文言をで入力できる任意項目です。
サービス提供日
例えば飲食店の予約における事前決済の請求なのであれば、来店日になります。
請求書の機能とは無関係ですが、管理画面や請求書に記載されますので、店舗・顧客ともに確認しやすくするために活用できる入力項目です。

頻度
この請求書は1回限りの単発か、定期的に請求するものか?を選択します。
Squareは「定期請求書」と呼ばれる、決まった頻度と金額で定期的に自動請求・決済ができる機能が提供されています。
定期請求書については以下の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。
送信
作成しだいすぐに送信するなら、初期状態の「今すぐ送信」のまま。
もしくは日付を指定して送信予約ができます。
支払い期限
支払い期限日を設定することで、このあと案内するリマインダー送信(期限日の○日前や当日、超過○日後)が設定できるようになります。
顧客と対面状態で請求書送信、その場で決済してもらう場合などは初期状態の「本日(支払い期限)」のままで大丈夫です。
単位品目

請求内容の詳細です。
商品名・数量・単価を入力すれば、合計金額を自動で算出してくれます。
また「ディスカウントを追加」で割引を設定したり、「支払いスケジュールを追加」で内金を請求が可能です。

支払いオプション

顧客の決済手段について設定する項目です。
支払い方法
基本は初期状態の「クレジットカードデビットカード」のままで大丈夫です。
「ギフトカード」とは、Squareのサービスのひとつであるプリペイド式のギフトカードを指します。
支払い方法を保存
お客様が次回の利用に備えて、カード情報を任意でSquareに保存できる選択肢を設けるか?の設定項目です。
コミュニケーション

顧客にどうやって請求書を送信するか?を設定する項目です。
共有方法
「メール」もしくは「SMS」を選択すれば、最初の行程で入力したメールアドレス・携帯番号に請求書が送信されます。
なお「メール」を選択した場合は、Cc:で複数のメールアドレスに送信も可能です。

「手動」を選択すると下図のようなリンクが作成されますので、コピーしてLINEなどに貼り付け、顧客に送信することで決済が可能になります。


その他のオプション

届け先住所
「届け先住所のリクエスト」にチェックを入れることで、顧客の決済画面に住所入力欄が追加されます。
配送が必要な商品を販売する際に活用できます。

契約書
請求と併せて顧客に電子契約書を送付し、締結いただくことができます。
管理画面の請求書ページにてあらかじめ契約書を作成、請求書に添付します。
用途に合わせてテンプレートがあらかじめ用意されていますので、カスタマイズすることで活用できます。

添付
最大10個まで、画像などのファイルを添付できます。
販売商品の画像を添付して顧客に確認してもらうなどの活用ができます。
カスタムフィールド(有料プランのみ)
返品規則などの独自フィールドを、請求書に設置できます。
月額3000円の「Square請求書プラス」と呼ばれる有料プランのみ使用可能です。
請求書を送信する

請求書の作成が完了したら、画面右上の「送信」をクリックすることで顧客に送信されます。
※「共有方法」の項目で「手動(URLを作成してLINEなどで送る方法)」を選択した場合は、ボタンの文言が「作成」になり、クリックすることでURLが表示されます。

支払いの流れについて
請求書を送信すると顧客には下図のように届き、決済してもらいます。


また、あなたにも「請求書の送信が完了しました」という通知メールが届いて

顧客が支払いを完了すると、その旨の通知が届きます。

支払い状況の管理
送信した請求書の管理は、Square管理画面からおこなえます。
左メニュー「請求書」をクリック

開いたページの「請求書」をクリック

こちらから、送信済み請求書の支払い状況を管理や編集ができます。

まとめ
以上で、Square請求書の作成・送信後の管理が可能になります。
ぜひ活用してみてください。