公開日:2023.05.18
更新日:2023.05.24
新型Squareリーダー第2世代をレビュー。使い方の流れも紹介

モバイル決済のSquareで、最もスタンダードな決済端末「Squareリーダー」を購入しました。
第2世代と呼ばれる、2023年4月20日から販売開始になった新型モデルになります。
接続性の向上や、充電の持ちが旧型に比べて20%アップしたとのことです。

Squareリーダーはタブレットもしくはスマートフォン(iOS, Androidとも利用可)とBluetoothで繋いで、手軽にキャッシュレス決済を導入する「モバイル決済」と呼ばれるツールです。
本機は価格も税込¥4,980かつ送料無料と大変安く、1年間の保証つき。
さらに30日以内であれば使用後でも返品可なので、実質の金銭的リスクはゼロで試せます(Square利用のコストは決済手数料のみで、ほか固定費や違約金などはまったく無いため)
リーダー本体から同包物。使い心地などを詳しく紹介していきます。
【追記】Squareリーダーは無料ではありません
当記事は「Squareリーダー 無料」と検索してご覧くださるかたが多いようです。
ご訪問ありがとうございます。
じつは残念ながらSquareリーダーは2023年5月現在、無料のキャンペーンはおこなっておりません。
筆者は2年以上Squareを利用していますが、リーダー無料キャンペーンが実施された記憶はなかったかなと思います(知らないだけだったらすみません‥)
現在、端末を無料で提供してもらえるのは、AirペイとSTORE決済です。
※条件あり
以下の記事で3社の比較、またAirペイ・STORE決済における端末無料の条件を解説しておりますので、ぜひご参考ください。
【実例】自宅個人サロンにクレジットカード決済Squareを導入。おすすめです(他社比較あり)
対応決済と決済手数料

Squareリーダーで決済できるキャッシュレス決済は
- クレジットカード
- 電子マネー
- PayPay
- Apple Pay
となり、決済手数料はiDだけが3.75%、ほかはすべて3.25%です。
注文翌日に到着しました
Squareの公式オンラインショップから注文したのですが、翌日にヤマト運輸さんから商品が到着しました。
注文日当日に発送してくれたようです(ちなみに平日でした)

なお公式の案内としては、2〜3営業日以内に発送とのことです。

商品一式
それでは、届いた商品一式を見てみましょう。
コンパクトな外箱に入っています。

開けると、中身はこのようになっています。

- リーダー本体
- 充電ケーブル
- 説明書など
ですね。
3に関しては、説明書に加えて掲示用のステッカーが入っています。

リーダー本体について
Squareリーダー本体は、非常にシンプルかつスタイリッシュ、また小型で軽量です。
前面にカード挿入口

後ろ面には
- 充電ジャック
- 電源ボタン
だけと至ってシンプル。

ちなみに裏面はこのような感じです。

サイズは、手のひらにスッポリ収まるコンパクトなものです。

他社とは一線を画すデザイン
例えば下図はAirペイのカードリーダなのですが、一般的なリーダーというと、どれもこういった形状だと思います。

Squareリーダーは決済時の暗証番号入力はモバイル端末側でおこなうため、キーボタンもありません。

他社とは一線を画すデザイン性の高さで、店内の雰囲気を大切にしたい店舗には嬉しいポイントだと思います。
充電ケーブルにはアダプタが付いていない
充電ケーブルは、ケーブルのみでアダプタ(コンセント穴に挿す部分)が付いていません。
手持ちのスマートフォンなどで使っているアダプタを利用になります。

なお、端子は
- Squareリーダー側がType-C(AndroidスマホやノートPCなどによく使われる)
- アダプタ側がType-A(もっとも一般的なUSB端子)
になります。


箱も捨てずに活用できる?
ちなみにですが、箱はこのようにリーダーがスッポリ収まる作りになっていて、カタカタ動きません。

出張サービス業で同じリーダーを使っている私のクライアントがいらっしゃるのですが、この箱に入れて持ち運び、客先での決済に利用されているそうです。
店舗だけでなくイベントやフードトラックなど、外でも使うシーン・業種は当然あるでしょう。
ほかコミケ(コミックマーケット)などでよく使われているらしいですね!
外で使用の場合は精密機器を持ち運ぶわけですから、何に入れるかはけっこう重要です。
箱を捨てないで取っておくのもアリかも知れません。
フル充電で1日中使用可能
気になる充電の持ちについては、1回のフル充電で1日通して使用できる印象です。
なお充電時間は、もうすぐ切れそうという状態から約2時間ほどで満タンになります。
実際にSquareリーダーを使ってみる
それでは、実際にSquareリーダーを使用して決済する流れを紹介します。
Squareリーダーとモバイル端末を接続
最初に、あらかじめモバイル機器にSquareのアプリをインストール、Squareアカウントでログインして、Bluetoothで繋ぎます。

Squareアプリを立ち上げると「リーダーに接続中」と表示ののちに接続完了します。


接続完了までは5秒前後
この、アプリを立ち上げてから接続が完了するまでは5秒ほどかかる印象です(もちろん、環境に左右されると思います)
個人的には「遅い!」と感じるほどではありませんが、瞬時に接続されるわけでは無いようです。
クレジットカードでの決済操作
それでは、実際に決済をしてみます。
会計金額を打ったら(もしくはあらかじめ登録した商品を選択したら)「お会計」をタップ

あとはクレジットカードをリーダーに挿入するだけです。
タッチ決済が使えるカードであれば、リーダーの上にタッチします。


暗証番号を入力してもらい、決済完了です。


処理時間は1〜2秒ほどでかなり早い
カードを挿入してから、暗証番号を入力してからの処理時間はそれぞれ1〜2秒ほど。
かなり早い印象です。
もちろん電波状況にもよるのでしょうが、お客様にはストレスを与えず決済が完了できると思います。
メールもしくはSMSでレシート発行可能
決済が完了すると「レシートは必要ですか?」という画面に切り替わり、メールもしくはSMS(携帯メール)いずれかの発行が選択できます。

お客様に送信先を入力してもらい「送信」

このような電子レシートとしてお送りできます。

返金処理も簡単
決済後、オーダー間違いなどで返金処理が必要になった場合の操作もごく簡単ですので、流れを紹介します。
Squareアプリの画面内、常時配置されているメニューに「取引履歴」とありますのでタップ。

払い戻しをしたい取引を選択して「払い戻し」。

商品単位や金額を指定できます。指定したら「次へ」をタップ。

内容を確認のうえ、払い戻し理由を選択して「払い戻し」をタップすれば完了です!


難点:点灯するランプの意味が分かりづらかったです
Squareリーダーは機器の表側にランプが付いていて、こちらが緑だったり赤などに点灯・点滅します。

それぞれ、以下の状態を表しています。
(下表は公式サイトより引用)
リーダーを接続する
ランプ | ペアリング状況 |
---|---|
4つのランプがオレンジ点滅 | ペアリングモード |
4つのランプが緑点灯 | ペアリングに成功 |
4つのランプが赤点灯 | ペアリングに失敗 |
支払いを受け付ける
ランプ | 決済の状況 |
---|---|
1つのランプが緑点灯 | 決済を受け付け可能 |
緑点灯のランプの位置が移動 | 決済を処理中 |
4つのランプが緑点灯 | 決済の受け付けが完了 |
4つのランプが赤点灯 | 決済の承認に失敗 |
4つのランプが青点灯 | 電子マネーの取引が成功 |
バッテリー残量を確認する
ランプ | バッテリー残量 |
---|---|
4つのランプが緑点灯 | バッテリーフル充電済み |
3つのランプが緑点灯 | バッテリー残量75% |
2つのランプが緑点灯 | バッテリー残量50% |
1つのランプがくっきりと赤点灯 | バッテリー残量25% |
1つのランプが赤点滅 | バッテリー残量低下 — すぐに充電が必要 |
ということなのですが、最初はちょっと分かりづらいです。
あまりにもシンプルがゆえに、といったところでしょうか。
緑はオッケーで赤は何か問題、というのは直感的に何となく分かりますが、具体的に何が起きたのか?というのは、使い慣れないと戸惑いました。
慣れれば問題ないと思います。
まとめ
Squareリーダーについて、難があるとしたら
- 最初にモバイル端末との接続する時、5秒ていど時間がかかる
- 点灯するランプの意味が最初は分かりづらい
点だと感じました。
それ以外は、決済処理も早いしアプリ側での操作も簡単。持ち運びもしやすく見た目もおしゃれなので、満足して使っています。
他社モバイル決済だと2万円ほどするリーダーが5千円足らずで、30日以内なら使用後も返品可なのはとても良心的。
ぜひチェックしてみてください。