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詳しく見る公開日:2024.12.04
更新日:2024.12.17
Squareブラウザ決済のやり方と手数料、注意点を解説
決済サービスSquareには、パソコンを使ってSquareデータ(加盟店用の管理画面)からクレジットカード決済をおこなう「ブラウザ決済」という機能があります。
コストは決済手数料3.75%のみ。特別な機器も不要で、パソコンにSquareアカウントでログインすればすぐに始められます。
この記事ではブラウザ決済の活用例や注意点、実際の操作手順をわかりやすく解説します。
Squareブラウザ決済の活用例
まずは、Squareブラウザ決済の活用例を紹介します。
一例として、以下のようなシーンに最適です。
電話通販でのカード決済
カタログ販売やダイレクトメールからの電話注文といった、オペレーターが電話対応して購入を受け付ける電話通販でも、クレジットカード決済の導入が進んでいます。
シニア層向けの商材も多いでしょう。クレジットカードを使いたいけど、オンラインでのカード決済に苦手意識のあるシニア層への対応に、ブラウザ決済はピッタリです。
オペレーターがカード情報をお聞きして決済操作をおこなうことで、スムーズな手続きが実現します。
携帯電話に電子レシートが送れるので、お客様が安心
Squareでは、SMS(いわゆる携帯電話のショートメール)で電子レシートを送れます。
電話越しに携帯番号をお聞きすれば、決済後すぐにお客様に届いて購入内容を確認できるので、遠隔での決済も安心してもらえます。
ご購入ありがとうございます!
いまカードでのお支払いが完了して、携帯電話にレシートをお送りしました!
(通知音♪)
あ、届きました!
ありがとうございます!
といった具合ですね。
ちなみに他社決済サービスの電子レシートはメールアドレス宛のみが多いのですが、パッと伝えやすい携帯番号に送れるのがSquareの良いところです。
高級レストランやホテルでのテーブル決済
高級レストランやホテルなどでよく採用される決済方法に、テーブル決済があります。スタッフが顧客からカードを預かり、カウンターに移動して決済操作をおこなう方法です。
教育を受けたスタッフが操作を代行することで、顧客のプライバシーとセキュリティが確保されます。
また、顧客が操作の手間なく支払いを済ませられるため、洗練された顧客体験に適した決済方法です。
【注意点】セキュリティ対策が必須
加盟店のパソコンで、お客様のクレジットカード情報を預かって決済操作をするブラウザ決済の利用には、セキュリティ対策が必須です。
具体的には、インターネット環境の最適化とブラウザの設定になります。
インターネット環境の最適化
フリーWi-Fiや不安定なネットワークではなく、暗号化(接続にパスワードを必要とする)されたWi-Fiを使用します。有線LANなら理想ですね。
可能であればVPN(安全にインターネットを使うための通信サービス)を利用することで、より強いセキュリティを確保できます。
加えてパソコンには最新のOS、ウイルス対策ソフト、ファイアウォールを有効にして、セキュリティを強化しましょう。
ブラウザにカード情報を保存させない設定をする
お使いのブラウザに、お客様のカード情報を保存させないための設定をしましょう。
本記事ではGoogle Chromeブラウザでの設定方法を解説します(ほかブラウザをお使いのかたは、恐れ入りますがGoogle Chromeブラウザをインストールされるか、別途お調べください)
Google Chromeブラウザを開いて、
- 縦3点マーク
- パスワードと自動入力
- お支払い方法
をクリック。
上部の4項目を、すべてOFFにします。
また、下部には保存済みのカードが表示されますが、意図しないものであった場合はリンクアイコン(四角と矢印マーク)をクリックします。
保存済みのカード詳細が表示されたら、「削除」します。
画面がこの状態になれば完了です!安全な決済環境が整いました。
ブラウザ決済の使いかた
それでは本題、ブラウザ決済の使いかたについて解説します。
操作はシンプルで、特別なオペレーションのトレーニングは不要です。スタッフはすぐに使い始められ、日常的な業務の中でスムーズに運用できます。
備考)消費税の設定手順はこちら
もし、Squareアカウントに消費税の設定をまだしていない場合は、事前に設定をおこないましょう。設定手順については以下の記事をご参考ください。
新規でブラウザ決済をおこなう
Squareデータ(Squareの管理画面)にログインして、
- 支払い
- ブラウザ決済
をクリック。
「支払いの受付」をクリック。
決済内容の作成画面が開きます。
各種オプションもありますが、基本は金額とカード情報を入力して「お会計」をクリックするだけです。
登録商品での決済も可能
初期状態では画面上部で「クイックチャージ(金額を手打ち)」が選択されていますが、「商品別の売上」をクリックすることで、あらかじめ登録した商品での決済も可能です。
むしろ実際の現場では、こちらのほうがスムーズですね。
決済完了画面から、レシートを送信(メールやSMS)、もしくは印刷ができます。
レシートのサンプルを見てみる
クリックしてサンプル画像を拡大できます。
取引履歴の確認と管理
取引履歴の確認は、ブラウザ決済のページ(Squareデータの左側メニューから「支払い」→「ブラウザ決済」)を開けば、一覧で表示されます。
一覧から目的の取引をクリックすれば詳細が開き、レシートの送信や払い戻しが可能です。
まとめ
Squareはもともと対面決済での利用が一般的ですが、ブラウザ決済やオンライン請求書、決済リンクなど、オンライン / オフラインと多様なシーンで活用できるのが大きな魅力です。
■関連記事)オンライン決済機能の解説↓さらに決済手数料(*)のみでシンプルに運用できるため、コスト面でも安心。
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参考に、ぜひ活用してみてください。