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キャッシュレス決済

公開日:2023.10.16

更新日:2024.09.26

PayPalアカウントを登録しないゲスト支払いは可能?公式に確認

PayPalを利用している販売者さん

PayPalって、お客様にアカウント登録してもらう必要はあるのかな?
「登録が必要なら面倒だし、やっぱり買うのやめるか」って思われないよう、事前に確認しておきたい‥

という、あなたの疑問にお答えします。

まず結論として、支払い側のPayPalアカウント登録は必須です。

本記事の後半で、登録不要で決済する方法も解説していますので、あわせてご参考ください。
登録不要で決済する方法を先に見てみる

*ネットではさまざまな解説がありますが、本記事はPayPal公式に確認を取った決定版です。

原則、支払い側はPayPalアカウント登録必須

原則として、PayPal決済は支払い側もアカウント登録必須です。

”原則”とは具体的にどういうことか?

まず、PayPalにはリンク決済やオンライン請求書など複数の機能がありますが、機能によって登録必須か任意かが異なります。

クレジットカード情報で決済可能、いわゆるゲスト支払いができる、登録任意の機能もあるんですね。

■機能ごとに見たアカウント登録の必須 / 任意
機能支払い側のアカウント登録
オンライン決済
( PayPal.Me)
必須
旧PayPalボタン
*’23年11月で廃止
必須
口座振替決済
アカウントに口座を登録して振替払い
必須
個人間送金
アカウントに登録した口座間で送金
必須
新PayPalボタン
(スマートボタン)

*プログラミング知識が必要
任意
請求書任意
サブスクリプション任意

登録任意の機能でも必須となることがある

ただ、登録任意の機能でも必須となることがあります。

PayPalアカウント登録必須時の決済画面
必須だった場合。ログインor登録ボタンのみ
PayPalアカウント登録任意だった場合の決済画面
任意だった場合。カード決済ボタンが表示
  • 支払い側のネット環境やパソコンは安全か?
  • 決済リンクを設置した販売側のサイトは安全か?

などセキュリティ面での環境・条件に基づき、PayPalのシステムが必須or任意をつど判断します。

どちらになるか分からないため、

あなたの顧客

「PayPalアカウント無しで支払いできますよ」って案内されたけど、決済画面開いたら登録とログインのボタンしか無いよ?できなくない?

などと不便と不信感を与えないよう「原則すべての機能で支払い側のPayPalアカウントが必要」と認識のうえ利用、顧客にも案内がベストでしょう。

PayPalはあくまで、アカウントに登録したクレジットカード・銀行口座・PayPal残高で支払うのが基本です。

登録不要で支払いできるサービスはSquare

PayPalを利用している販売者さん

PayPalアカウントをお持ちのお客様じゃなければ、「わざわざ登録って面倒」と離脱されかねないし、ゲスト支払い可能にする方法ってないかなあ‥。

という場合、別の決済サービスで解決できます。

筆者の推奨はSquare(スクエア)です。

支払い側はアカウント登録不要、クレジットカード情報のみで安全な決済が可能です。

Square公式サイト(※掲載されている機器の購入は不要です)
無料で試してみる/ Square公式サイト 5分でアカウント作成

Squareとは

SquareはTwitter(現X)創業者のジャック・ドーシー氏が創業した決済サービスで、2013年に日本上陸。

三井住友カードと業務提携しており、安心して使えるサービスです。

Squareでできること

もともと店舗の決済サービスで有名ですが、PayPal同様のオンライン決済も利用可能。

筆者はSquare・PayPalとも4年以上使っていますが、使い勝手や条件などトータル面でもSquareに優位性を感じています。

■SquareとPayPalの比較一覧
SquarePayPal
支払い側のアカウント登録不要”原則”必須
決済手数料3.6%
一部機能のみ3.75%
3.6%+40円
固定費
違約金など
無料無料
売上金の銀行口座入金毎週自動入金
(みずほ・三井住友銀行は翌営業日)
金額に関わらず手数料無料
手動で振込申請
(自動振替設定も可)
5万円未満だと振込手数料250円
電話サポート土日も営業
通話料無料

混み合っているときは折り返してくれる
土日休み
携帯電話からは有料

越境ECなど海外販売ならPayPalが強いですが、国内向け事業ならSquareのほうが使いやすいです。

無料アカウント作成で最短当日から利用可

Squareの利用には無料アカウントを作成します。

必要なのは
  • 口座情報(売上の入金用)
  • 免許証などの身分証

で、ネットで完結。

もちろん審査はありますが最短当日で完了し、すぐに決済を受けることができます。

コストは決済手数料のみで、違約金や固定費はすべて無料です。
※店舗の決済にも使う場合は端末機器(4,980円〜)が必要ですが、PayPalの代替としてオンライン決済するだけなら不要です。

無料で試してみる/ Square公式サイト 5分でアカウント作成

決済機能の使いかたも解説

各決済機能の使いかたも関連記事にて解説しています。

あわせてご活用ください。

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理想はPayPalとSquareを併用?

事業者

なるほど、よく分かった。
ただPayPalアカウントをお持ちのお客様なら、ログインだけで決済できるからむしろ便利だよね。
ていうことはPayPal払いと直接カード払い(Square)、両方できるようにしておくと一番いいんじゃない?

その通りです。

例えば下図はクラウド会計ソフトfreeeの利用料支払い設定画面ですが、カード・PayPalが選べるようになっています。

freeeの支払い方法設定画面

PayPalアカウントをお持ちで、普段からお使いの人ならPayPal払い、そうでなければクレジットカードで支払うでしょう。

同じく「お支払いはカード(Square)、もしくはPayPalが利用できます」と選択肢があれば顧客は支払いやすいです。

PayPal・Squareとも固定費や登録料、違約金など無料につき、併用のリスクはありません。

2つサービスを管理する手間は増えますが、売上の最大化が期待できます。

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