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詳しく見る公開日:2023.10.16
更新日:2023.12.04
PayPalアカウントを登録しないで支払い可能か【公式に確認】

商品販売の決済にPayPalを使いたいんだけど、PayPalってお客様にアカウント登録してもらう必要はあるのかな?
「登録が必要なら面倒だし、やっぱり買うのやめるか」って思われないよう、事前に確認しておきたい‥
こんな事業者さまの疑問にお答えします。
ネットの情報では「アカウント登録は必須です」「こういう方法ならOKです」などさまざまな解説がありますが、本記事はPayPal公式に直接確認した決定版と言えます。
結論から言いますと「PayPalは支払い側もアカウント登録が必要」と認識しておいたほうが良いです。
登録なしで決済できるサービス「Square」を記事の最後で解説していますので、興味のあるかたはご参考ください。
Squareについての解説を先に見てみる
購入ボタン機能の場合、PayPalのシステムがそのつど判断
PayPalの決済機能には大きく分けて
- 購入ボタンをウェブサイトに設置するPayPalボタン機能
- 特定の顧客に決済メールを送る請求書機能
がありますが、このうちPayPalボタン機能についてまず解説します。

結論として、
- アカウント登録を必須にするか
- クレジットカード・デビットカードでのゲスト支払いも可能にするか
を環境・状況によりPayPalがそのつど判断します。
ひとことで言うと、どちらになるか分かりません。


具体的には
支払い側のWi-Fi環境や使っているパソコンは安全か?
決済ボタンを設置した販売側のサイトは安全か?
などセキュリティ面での環境・条件に基づき、PayPalのシステムが総合的に判断するそうです。
とはいえ、お客様に「お支払い方法はPayPalだけのときと、カード払いも可能なときがあります」なんて案内はできませんので、決済ボタンはアカウントが必要と考えておくのが良さそうですね。
ちなみに購入ボタンの作成ページは以下です
PayPalボタンを作成する
請求書機能であれば原則ゲスト支払い可能
特定の顧客に決済メールを送る請求書機能であれば、原則ゲスト支払いも可能です。

請求書を受け取った支払い側は、PayPalアカウントもしくはカード支払いかを選択できます。
ただやはり、PayPalのシステムの判断によりアカウント必須になるケースもあるとのことです。
なお請求書機能の使いかたについて以下の記事で解説していますので、よろしければご参考ください
ほかPayPalアカウント登録が必須なケース
上記のほか、PayPal利用においてアカウント登録が確実に必須なケースがあるので解説します。
口座振替で支払うケース
PayPalでは銀行口座を使った口座振替での支払いも可能ですが、この口座振替の場合はPayPalアカウントが必要です。
アカウントに口座情報を登録して支払う形ですね。
なお登録できる金融機関は
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
のみです。

送金機能を使うケース

PayPalでは支払い機能のほか、個人間送金の機能も備わっています。
送金においては送金する側、受け取る側ともにPayPalアカウントが必要になります。
代替サービス「Square」について解説
顧客にスムーズに決済してもらうために、アカウント登録なしで決済できるサービスとしてSquare(スクエア)があります。
SquareはTwitter(現X)創業者のジャックドーシーが創業した決済サービスで、2013年に日本上陸。
三井住友カードと業務提携しており、安心して使えるサービスです。
PayPal同様の機能
- 購入ボタン
- リンク決済
- オンライン請求書
- サブスク決済
があり、決済手数料はPayPalと同水準。
*送金機能はありません
売上の入金サイクルは週1回で振込手数料は完全無料(PayPalは5万円未満だと250円の手数料)
PayPalは海外向けの事業に強いですが、国内相手に販売なら筆者はSquare推奨です。
コストはPayPalと同じく決済手数料のみで、アカウント作成して最短当日で利用可。
ご興味あるかたは一度試してみてください。
アカウント作成後の使いかたも解説
Squareアカウント作成後の使いかた、決済の設定方法も解説しています。
あわせてご参考ください。