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キャッシュレス決済

公開日:2023.10.23

更新日:2023.12.04

PayPal決済リンクの作りかた2023年版【PayPal.Meを利用】

PayPalで、顧客に決済用のリンクURLを送付して請求する方法の解説です。

PayPal.Meの決済リンクをLINEで送信したところ
イメージ。決済リンクを顧客宛てに送信

PayPalの機能のひとつ「PayPal.Me ペイパルミー」を利用します。

PayPal.Meとは

PayPal.Meの公式トップページ

PayPal.Meとは、https://paypal.me/ユーザー名といった自分専用の決済リンクURLを作成、顧客に送って決済してもらう機能です。

PayPalビジネスアカウントがあれば簡単に利用登録できます。

利用条件・注意点

最初に、PayPal.Meを利用にあたっての条件や注意点を解説します。

  • ビジネスアカウントが必要
    PayPal.Meに限らずPayPalで支払いを受けるには、事業者用の「ビジネスアカウント」が必要です。
    作成はネットで完結し無料、個人でも可能です。
    ビジネスアカウントの作成はこちらから
  • 決済手数料は3.6%+40円
    PayPalのほかの決済手段と同様です。
    なお、30万円超の決済では割引手数料になります。
  • 顧客もPayPalアカウントが必要
    顧客、すなわち支払う側もPayPalアカウントが必要です。
    ※ビジネスアカウントではなく、買い物専用の「パーソナルアカウント」で大丈夫です

顧客がアカウント不要で支払える決済サービスはSquare

「顧客もPayPalアカウントが必要」というのが、本来手軽な決済手段であるべきリンク決済としてネックです。

PayPal.Meの決済画面
PayPal.Meの決済画面。選択肢がログインか新規登録だけ

「いや、顧客も登録必須で問題ない!」というかたは、以下をクリックしてこの章を読み飛ばし可能です
読み飛ばしてPayPal.Meの使いかたを見る

カード情報だけでスムーズに決済完了させたい場合、代替サービスとして筆者はSquareを推奨します。

Squareオンラインチェックアウト公式サイト

SquareはTwitter(現X)創業者のジャック・ドーシーが創業した決済サービスで、2013年日本上陸。

三井住友カードと業務提携しており、安心して使えるサービスです。

\公式サイトはこちら/ Square かんたん、無料のリンク決済

顧客は連絡先とカード情報だけで決済可

Squareリンク決済の支払い画面

Squareリンク決済の支払い画面です。

顧客は連絡先とカード情報を入力するだけ、アカウントうんぬんは無しで決済可能。

ほか、配送が必要な商品なら届け先の住所欄を追加などカスタマイズもできます。

Squareの機能や条件・PayPalとの比較

まず気になる決済手数料は3.6%で、PayPalが3.6%+40円なので同水準です。

ほか月額利用料などは一切なし、売上入金時の振込手数料も無料なのが嬉しいですね。(PayPalは入金額5万円未満だと250円の手数料が発生します)

入金のサイクルもSquareは週1回と業界最速水準。

細かい注意点としては、PayPalはアカウントに銀行口座を登録することで口座振替払いも可能ですが、Squareはクレジットカード払い*のみです。
(*VISA・Mastercard・AMEX・JCB・DinersClub・Discoverと主要ブランドに対応)

Squareアカウント作成後、最短当日から利用可

Squareでリンク決済を始めるには、販売者側だけがアカウントを作成します。

準備物は

  • 口座情報(売上入金用)
  • 免許証などの本人確認証

で、ネットで5分ほどで完了。

もちろん審査はありますが、最短当日で利用可能になります。

アカウント作成はこちらから

決済リンクの作りかたも、以下の記事で筆者が解説していますのでご安心ください↓

\無料で試してみる/ Square公式サイト 5分でアカウント作成

PayPal.Meを使った決済の流れ

それではPayPal.Meについての解説です。

まずは登録作業の前に、決済の流れをざっと把握しておきましょう。

販売側:リンクを顧客に送信

顧客にLINEで送信した決済リンク

決済リンクhttps://paypal.me/ユーザー名を顧客に送信します。

リンク貼り付けだけなのでメールやLINE、SNSのメッセージ機能など、なんでも大丈夫です。

顧客側:リンクを開いて決済

PayPal.Meリンクを開いたときの画面

顧客がリンクを開くと上のような、請求者の名前とアイコンが表示された画面が開きます。

ここで「送信」をクリックしてもらいます。

PayPalログイン画面

顧客がPayPalアカウントにログイン、もしくは新規登録します。

PayPal.Me支払い画面

支払い画面に切り替わります。

  1. 最初は¥0と表示されていますので、顧客が支払い額を打ち込んで
  2. 「次へ」をクリックで完了です

支払い額をあらかじめ設定したリンクも作成可能

上記では顧客に支払額を打ってもらっていましたが、あらかじめ支払い額を設定したリンクを作成も可能です。

請求時点で金額が決まっているケースが多いでしょうし、実際はこの方法が一般的かと思います。

100jpyの決済リンクを開いたときの画面
¥100で設定したリンクを開いたときの画面

方法としてはhttps://paypal.me/ユーザー名/100jpyなどと、リンクの最後に「◯jpy」を付け足して送ればOKです。

ちなみにjpyとは日本円の意味で、仮にアメリカドルで請求したい場合はusdと書きます。

ウェブサイト上で売りたい、サブスク決済を使いたいかたはこちら

なお当記事は「決済ページが開くリンクURLを作成し、メールやSNSなど経由で支払いを受ける方法」の解説です。

以下に該当するかたは関連記事にて解説しております。

自分の決済リンク(PayPal.Meプロフィール)を作成する

それでは、あなたのPayPalアカウントでPayPal.Meを使えるようにするための「PayPal.Meのプロフィール作成」という作業をおこなっていきましょう。

手順は、画像とURLを設定するだけと簡単です。

PayPal管理画面の上部メニュー内「PayPal.Me」

PayPal管理画面にログインして

  1. お支払い・決済の受け取り
  2. PayPal.Me

をクリック。

PayPal.Meのプロフィールを作成するボタン

「PayPal.Meのプロフィールを作成」をクリック。

写真を追加する(任意だが設定推奨)

最初にプロフィール写真の設定を求められますが、任意につきスキップも可能です。

ただこの写真が決済画面に表示されるため、顧客が「支払い先に間違いはない」とパッと見で分かるよう、自分の顔写真や会社のロゴなどを設定がベストですね。

決済画面
支払い側がリンクを開いたときの画面
画像の調整

なお写真は正円表示となり、サイズや位置はアップロード後に調節できます。

ユーザー名(URL)を決める

リンク作成画面

次に、決済リンクURLになるユーザー名を決めます。

欄にある通り、https://paypal.me/のあとを半角英数字で決定します。

自分の名前や事業名が、顧客も分かりやすくて良いでしょう。

なお入力した文字がすでに他のユーザーに使われている場合は、エラー表示で教えてくれます。

URLがすでに使われている場合のエラー
入力した文字がすでに使用されていた場合

【ユーザー名は変更不可】
注意点として、ユーザー名をあとから変更することはできません(公式に確認済)

規約に同意して作成完了

プロフィールの確認画面

最後に、規約同意のチェックを入れて「同意して作成」をクリック。

PayPal.Meプロフィール作成完了画面

以上で完了です!

あとは先ほど設定したhttps://paypal.me/ユーザー名を顧客に送ることで、支払いを受けることができます。

なお冒頭で解説したとおりhttps://paypal.me/ユーザー名のまま送ると顧客側で支払い額を入力、https://paypal.me/ユーザー名/◯jpyと最後に付け足すことで金額指定済みのリンクになります。

¥100の決済リンクをLINEで送ったところ
例)¥100の決済リンクを顧客に送信

ちなみに金額の付け足しはPayPalの管理画面からはできないため、https://paypal.me/ユーザー名/をパソコンもしくはスマホのメモ帳アプリなどに貼り付けて金額を打ちます。

以上、ご参考のうえ活用してみてください。