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キャッシュレス決済

公開日:2023.12.02

更新日:2024.04.05

Squareの手数料は高いのか?機能ごとに他社と比較してみた

Squareの決済手数料は3.25〜3.75%*です。
*機能により異なる。このあと詳しく解説します

またSquareは、店頭決済やオンライン決済と多彩な用途がありますが、それぞれに競合他社が存在します。

機能ごとに他社比較をまとめましたので、「Squareの手数料ってほかと比べてどうなのか?」あなたの事業に合わせて確認してみてください。

店頭決済(Airペイ・STORES決済と比較)

Squareリーダー

Squareの代表的な使いかたは、Squareリーダーなどの決済端末を用いた店頭決済ですね。

競合他社としてAirペイ STORES決済(旧:Coiney) との決済手数料を比較してみます。

決済手段ごとに手数料が異なる(Squareはほぼ一律)

キャッシュレス決済と一口にいっても、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済といった種類があり、それぞれ手数料が異なります。

とはいえSquareは一律3.25%と、分かりやすい料金体系です。

対してAirペイSTORES決済 では細かく分けられているので、決済手段ごとに比較してみましょう。

クレジットカード決済

SquareAirペイSTORES決済
3.25%3.24%3.24%

AirペイSTORES決済 が、0.01%と微妙な違いですがSquareより安いです。

1万円の決済で1円、10万円の決済では10円安い計算ですね。

なお対応ブランドは、3社とも主要ブランドであるVisa・Mastercard・AMEX・JCB・Diners Club・Discoverに対応、加えてAirペイではUnionPay(銀聯 ぎんれん)が使えます。

電子マネー(iD・QUICPay)

SquareAirペイSTORES決済
iD3.25%3.24%非対応
QUICPay3.25%3.24%3.24%

STORES決済はiD非対応になります。

Airペイが最も好条件なのが分かります。

交通系電子マネー

交通系電子マネー一覧

続いて、Suicaをはじめとした交通系の電子マネーについて比較してみましょう。

SquareAirペイSTORES決済
3.25%2.95%1.98%

STORES決済が1.98%ともっとも安い料率、これは業界最安水準です。

QR決済

○○ペイといったQRコード決済についての比較。

まずは各社で対応している決済サービスが異なりますので見てみましょう。

SquareAirペイSTORES決済
PayPay3.25%2.95%非対応
WeChatPay非対応2.95%2.95%
その他
d払い・auPAYなど
非対応2.95%
COIN+は0.99%
非対応
比較をもとにランク付けするなら
  1. Airペイ
  2. Square
  3. STORES決済

と、Airペイが1位になります。

QRコード決済のシェアはPayPayが70%超えとダントツで、STORES決済が非対応なのは痛いポイントです。

STORES決済が唯一対応しているWeChatPay(ウィーチャットペイ)とは中国発の決済サービスで、中国人のインバウンド需要がある店舗なら有効。

Squareが対応しているのはPayPayのみ。

Airペイは、PayPayはもちろん多くのQR決済(*)に対応しており、手数料もSquareより安いです。

*Airペイ対応のQR決済:
Alipay+・WeChat Pay・UnionPay(銀聯)QRコード・d払い・PayPay・au PAY・楽天ペイ・J-Coin Pay・Smart Code™

その他条件を含めた比較

SquareAirペイSTORES決済
入金サイクル週1回
三井住友・みずほ銀行は翌営業日
月3回or6回月1回
(自動入金設定時)
振込手数料なしなしなし
(自動入金設定時)
決済端末4,980円〜無料
(キャンペーンにてレンタル)
19,800円
(条件達成で無料)
対応OSiOS・AndroidiOSのみiOS・Android

決済手数料以外の面での主な比較まとめです。

ポイントとしては
  • Squareは入金サイクル(売上が口座に振り込まれるまでの頻度)が週1、三井住友・みずほ銀行なら翌営業日と最速
  • 決済端末はAirペイとSTORES決済なら無料で入手可
    (※Airペイは貰えるわけではなくレンタル、STORES決済は半年以内に10万円の決済をおこなう条件付き)
  • AirペイはAndroid非対応

といったところです。

店頭決済の比較まとめ

Squareが特別高いわけではないですが、AirペイSTORES決済ではより安い決済手数料が設定されています。

多くのQR決済に対応している点からも、Airペイがもっとも使い勝手が良い印象です。

ただSquareは断トツで入金が早いので、どの点を重視するかで選定が良いですね。

オンライン決済(PayPal・Stripeと比較)

決済リンクを顧客に送って支払ってもらう、ウェブサイトに購入ボタンを設置するなどのオンライン決済機能です、

競合ではPayPalStripeがあります。

決済手数料を比較

SquarePayPalStripe
3.25%〜3.75%3.6%+40円
高額決済で割引あり
3.6%

決済手数料は同水準です。

Stripeは3.6%一律で分かりやすいですが、Squareは機能、PayPalは決済額で変動しますので詳しく見てみましょう。

Squareは使う機能ごとに手数料が違う

一口にオンライン決済といっても、カード決済用の請求書を送る、サイトに購入ボタンを設置などの機能ごとにSquareは違う手数料が適用されます。

具体的には
  • 単発の請求書:3.25%
  • 定期送信(自動で決済)の請求書:3.75%
  • リンク決済・購入ボタン:3.6%

です。

PayPalは30万円超の決済から割引あり

PayPalは、基本は3.6%+40円。

30万円を超える高額決済の場合、以下の割引手数料が適用されます。

  • 30万円超100万円以下:3.4%+40円
  • 100万円超1,000万円以下:3.2%+40円
  • 1,000万円超:2.9 %+40円

その他条件を含めた比較

SquarePayPalStripe
決済手数料3.25%〜3.75%3.6%+40円
高額決済で割引あり
3.6%
入金サイクル週1回
三井住友・みずほ銀行は翌営業日
手動で申請後3〜6日以内
毎日〜毎月の自動入金も可
最短週1回
ほか月1回、手動入金が選択可
振込手数料無料5万円以上:無料
5万円未満:250円
無料

入金サイクルは、どこが特別遅いなどはなく週に1回は入金されます。

ちなみにPayPalは、初期状態では手動申請しての入金。

申請や、自動入金設定の手順は以下の記事で解説しています↓

気をつけたいポイントは、PayPalでは5万円未満の入金の場合250円の振込手数料が発生するところです。

オンライン決済の比較まとめ

決済手数料はSquareのどの機能を使うかにもよりますが、3社とも3%台半ばと同じ水準です。

ほかコストとして、PayPalでは5万円未満の場合250円の振込手数料が発生するため、少額決済が多いならSquareもしくはStripeの利用が良いでしょう。

無料オンラインショップ(BASE・STORESと比較)

SquareにはSquareオンラインビジネスという、オンラインショップの無料作成サービスがあります。

月額有料のプランもありますが無料でも機能が充実しているため、同じく月額無料から使えるサービスであるSTORESBASE との比較を解説します。

決済手数料を比較

SquareBASESTORES
3.6%
月額有料プランで3.3%
6.6%+40円5%

決済手数料についてはSquareが断トツで最安です。

その他条件を含めた比較

SquareBASESTORES
入金サイクル週1回
三井住友・みずほ銀行は翌営業日
申請から10営業日
1.5%の手数料で翌営業日
月1回
月末締め翌月末払い
振込手数料なし250円

2万円未満では500円
275円

1万円未満では275円
決済手数料3.6%
有料プランで3.3%
6.6%+40円5%
決済手段クレジットカードクレジットカード・キャリア決済・銀行振込・コンビニ払い・Amazon Pay・PayPalクレジットカード・キャリア決済・銀行振込・コンビニ払い・Paydy・PayPal・楽天ペイ

お金周りについては、入金サイクルや振込手数料の面でSquareがもっとも優位です。

対して決済手段(ショップで買い物するときの支払い方法)は、STORESBASEでは多彩な手段が用意されているのに対し、Squareはカード払いだけになります。

無料オンラインショップ比較まとめ

決済時や入金時の手数料については、Squareがもっとも好条件になります。

反面、決済手段や操作の簡単さといった”ネットショップとしての使いやすさ”といった観点では他社、特に簡単さにおいてはBASEが勝る印象です。