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キャッシュレス決済

公開日:2023.04.09

更新日:2024.01.15

【Squareアカウント作成】規約から審査、有効化までを解説

キャッシュレス決済Square(スクエア)を今回導入するあなたに、安心してスムーズに利用開始いただけるよう、以下4点について分かりやすく解説します。

  1. Squareの利用規約
  2. アカウント作成の準備物と手順
  3. 審査の流れ
  4. 利用開始にあたっての初期設定

一緒に確認しながら進めていきましょう。

利用規約を確認

まずは、Squareの利用規約を確認しておきましょう。

こういった規約関連は長くなるものですが、多くは常識的な内容が書いてあるだけです。

よって本記事では、特に確認しておくべき事項を筆者がピックアップして、以下にて案内します。

※もちろん、規約をすべてご自身でしっかり事前に確認がベストです
Square利用規約ページはこちら

18歳以上であること

加盟店の代表者が成年であること

Squareアカウントを作成できるのは成年(18歳以上)に限られます。

国内の事業のみ利用可

本サービスは、日本国内における事業目的以外には使用することはできません。加盟店は、本サービスを直接的または間接的に輸出することはできません。

日本国内で事業する場合に利用できます。

支払いは一括払いのみ対応

本サービスによる信用販売取引の支払方法は、1回払いのみとします。

Squareは、リボ払いや○回払いは対応していません。

ちなみにSquareの競合にあたるAirペイも一括払いのみ。

STORES 決済 (旧:Coiney)は2回払い・リボ払いに対応していますが、カードブランドがVisaとMastercardだけでタッチ決済NGと制限が多く、実質使えないと考えたほうが良さそうです。

ギフトカードや商品券などは販売不可

ギフトカード、商品券、バウチャー、クーポン、通貨、航空券、割引チケット、収入印紙、切手、定期券、プリペイドカード、回数券その他の有価証券等、換金性の高い商品およびSquareが別途指定した商品・サービス等

上記のような金券などの”換金性の高い商品”が扱えないのは、どこの決済サービスでも同様です。

なおSquareではギフトカード作成のサービスを提供しており、その販売は可能です。

Square ギフトカード

この規約で言っているギフトカードとは、例えばJTBギフト券のようなものです。

決済手数料を顧客に負担させたり、利用制限を課すことはNG

Squareでは売り上げに対して3.25〜3.75%の決済手数料が発生しますが、手数料分を顧客に負担させたり(カード払いの場合は割増料金にするなど)、支払額などで制限を設けることは禁じられています。

「○円未満のお支払いは現金のみ」などはNGで、これはSquareに限ったことではなくどこの決済サービスでも禁じています。

参考:店舗のクレカ金額制限は加盟店規約違反、「5000円から」「ランチではお断り」はNG(弁護士ドットコムニュース)

ちなみにSquareの手数料は決済機能ごとに異なるのですが、以下の記事で詳しく確認いただけます。

以上が、規約として事前に確認しておいたほうが良い事項です。

それでは続いて、アカウント作成に関して解説していきます。

アカウント作成の準備物

アカウント作成に必要な準備物は

  • メールアドレス
  • 金融機関の口座情報(売上金の振込先)

となり、またこれらは後から変更も可能です。

2023年9月追記:
上記に加えて、本人確認のための身分証(携帯で撮ってアップロード)が必要になりましたのでご用意ください。
運転免許証をはじめマイナンバーカード(通知カードは不可)・日本国のパスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの)・運転経歴証明書・在留カード・特別永住者証明書での提出が可能です。

開業届や登記簿謄本の提出は不要です。
※審査結果によって、後日に追加情報として必要になるケースがあります

詳しく確認されたいかたは、以下の記事もご参考ください。

Square(スクエア)アカウント作成手順

実際にアカウント作成してみましょう。

こちらのリンクを開いてください↓
Square決済登録フォーム

ちなみに、リンク上で右クリックして「新しいウィンドウでリンクを開く」をクリックすると、この記事を閉じずに申込み画面が開いて、記事の解説を見ながら進められるのでスムーズです。

リンクを右クリックして「新しいウィンドウで開く」をクリック

メールアドレスとパスワードの設定

Squareアカウント作成のメールアドレスとパスワード設定ページ

メールアドレスの入力と、パスワードを設定します。

なおメールアドレスについては、携帯メールアドレス(〜@docomo.je.jpや〜@ezweb.ne.jp、〜@i.softbank.ne.jpなど)は推奨されていません。

アカウント作成後におけるログインのセキュリティ機能が上手く働かないためのようです。

携帯アドレス以外にメールアドレスをお持ちでないかたは、Gmailなどの無料メールアドレスを用意しましょう。
(いったん携帯メールアドレスで作成して、後から変更は可能です)

Gmailを作成する

入力したら、画面下部の「続行」をクリック。次の手順に進みます。

事業所の情報を入力

法人もしくは個人事業主を選択のうえ、業種や事業所名、所在地といった事業所の情報を入力します。

Squareアカウント作成の事業内容設定ページ

なお、画面下部に「過去5年間の間に特定商取引法及び消費者法に関連する行政処分を受けたことがある場合はチェックしてください」という項目がありますが、もし該当する場合はチェックを入れて、下図のように現れる詳細欄に内容を書きます。

行政処分の内容を記載する入力欄

代表者の登録を入力

次に、代表者の個人情報を入力します。

法人 / 個人事業主、両者の入力画面を並べましたが、いずれも入力項目は変わりませんね。

Squareアカウント作成の代表取締役設定ページ
法人の場合
Squareアカウント作成の個人事業主個人情報設定ページ
個人事業主の場合

金融機関の口座(売上金の受取用)

Squareアカウント作成の金融機関設定ページ

次に売上金の受取口座を入力、完了したら「続行」ボタンをクリックします。

\アカウント作成はこちら/ Square公式サイト 無料・5分で完了

2023年9月追記:本人確認として身分証を提出(画像アップロード)する

口座入力後、事業者の本人確認として身分証を提出(スマホでアップロード)するよう、手順が変更になりました。

以下の書類で提出が可能です。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(通知カードは不可)
  • 日本国のパスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの)
  • 運転経歴証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

手順スキップも可能ですが、その場合は後ほどSquareから本人確認の電話が入ります。

審査の早さに影響しますので、この時点で提出するのがスムーズでベストです。

※現在、解説画像が用意できていなく申し訳ないのですが、画面の指示に従えば問題なく提出できます。

申込み完了・審査開始

完了すると、2通のメールが入力したメールアドレス宛に届きます。

Squareアカウント作成の申込完了メール
銀行口座の認証審査開始メール

アカウントの作成(申込み)が完了し、これから審査に入りますという通知メールですね。

なおSquareの審査は

  • 銀行口座の認証
  • 加盟店審査

のふたつです。

口座認証は、入力した口座にきちんと売上金の振込ができるかの確認で、Squareから1円のテスト振込があります。
(振込手数料を負担する必要はなく、また返金の必要もありません)

加盟店審査は、利用規約に反した事業内容ではないか?といった審査です。

1〜2営業日で完了と、審査スピードが早いのもSquareの特徴です。

審査完了

審査が完了すると、またメールで通知が届きます。

加盟店審査の承認がされると、まずVISA・Mastercard・AMEXの決済が可能になります。

SquareでVISA・Mastercard・AMEXの取り扱いが承認された通知メール

ほかJCB・Diners Club・Discoverについては別途審査となり、追って数日後に承認通知が届きます。
(筆者の場合は5日後でした)

SquareでJCB・Diners Club・Discoverの取り扱いが承認された通知メール

また、銀行口座の認証についても完了後に通知メールが届きます。

Squareで銀行口座が認証された通知メール

QR決済(PayPay)・電子マネーについて

SqureはクレジットカードのほかにQR決済のPayPayと電子マネー(交通系IC・QUICPay・iD)が利用できます。

※利用できるのは決済端末を使った店頭決済だけなので、Squareの用途がオンライン請求書やネットショップだけなどの場合は不要になります。

それぞれ有効化の操作が必要ですが、PayPayについては以下の記事で解説していますので参考にしてみてください(PayPayによる審査があります)

電子マネーについては公式のサポートページをご参照ください。

Squareサポート-電子マネーを申し込む

実際に利用開始するための準備

Squareが利用可能になったら、消費税などの設定、また必要なかたは機器の購入をおこないましょう。

消費税の設定

まず最初に、販売する商品・サービスに適用する消費税を設定しておきます。

パソコンで専用の管理画面にログインします。

Square管理画面

画面右上にある、あなたの事業所名をクリック。

Square管理画面で事業所名をクリック

「アカウントの設定」をクリック。

開いたメニューからアカウントの設定をクリック
  1. 企業または店舗の情報
  2. 消費税

をクリック。

企業または店舗の情報、消費税の順にクリック

「税金を設定」をクリック。

「税金を設定しましょう」ボタンをクリック

各項目を設定して、右上の「保存」をクリックで完了です。

税金作成画面

決済機器の購入

店舗など対面での決済にSquareを利用する場合は、カードや電子マネーを読み取るためのリーダー機器が必要になります。

※オンライン請求書やネットショップなど、ネット上で決済する機能だけお使いになる場合は不要です。

筆者はもっともスタンダードで安価なSquareリーダーを購入しました(税・送料込みで4,980円)

SquareリーダーとiPhone

スマホorタブレット(Android・iOS両方OK)とBluetoothで繋いで使う、手のひらサイズの機器です。

Squareリーダーについて詳しくは、こちらの記事もご参考ください。

ほか、カウンター決済に便利なSquareスタンド、レシートプリンタまで付いたオールインワン端末のSquareターミナルがあります。

Squareスタンドで会計をしているところ
Squareスタンド
Squareターミナルにカードを差し込むところ
Squareターミナル
\機器の詳細はこちら/ Square公式ページ 30日間の返品保証付き

Squareアプリ(無料)をインストール

決済機器と連携させたり、ほか売上の管理も簡単にチェックできるので、Squareのアプリ(無料)もインストールしておきましょう。

Android版はこちら

iOS版はこちら

また、QRコードでのインストールはこちらからどうぞ

Android版のSquareアプリQRコード
Android版
iOS版のSquareアプリQRコード
iOS版

インストール後に今回作成したアカウントでログインすれば、すぐに利用可能です。

Squareアプリのログイン画面

メールアドレスとパスワードでログイン

Squareアプリのトップ画面
  1. お会計:登録済み商品や金額を直接入力にて会計
  2. 取引履歴:過去の履歴を確認
  3. その他:各種設定など

まとめと関連記事

以上でSquareの利用が始められます。

あなたの事業内容に合わせて、便利に活用してみてください。

また、Squareの用途別に解説した記事がいくつかありますので、マッチするものがあればご参考ください。

\無料・5分で完了/ アカウント作成はこちら